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2006年5月の5件の記事

2006年5月22日 (月)

楽美術館から御所へのんびりと

汗ばむ陽気となり、快晴であるので、家から歩いて、まずは中央図書館へ調べものに行くことにする。
調べ物が終わり、隣のアスニーへちょっと寄って、1階にある「洛中洛外図(上杉本)」の陶板を見る。
洛中洛外図はいろいろあるが、やはり上杉本がすばらしい。

Raku01_2
そのままブラブラと「楽美術館」まで街中を歩いていく。
楽美術館では現在、春期特別展を開催しており、歴代15代の楽茶碗が展示されている。
特に初代長次郎は「道成寺」「面影」「匂当」の3点が出ている。
このように、代々の楽茶碗がならぶと、それぞれの思うところがそのかたち、色に出ているのがよくわかる。
しかし、歴代のらくのなかで、長次郎がもっとも純粋であり、シンプルである。
特に「面影」の手に心地良さそうな大きさとかたち。
黒の中にほのかに浮かぶ沈んだ茶色はとびぬけて素晴らしい。これぞ「侘」の象徴と思える物である。
館内の薄暗さと、前庭の初夏の光のコントラストがすばらしく、ゆったりとした時間が流れて行った。
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楽美術館を出て、まだ陽も高かったので、御所へ回り道をした。
新緑の若々しさが、少し時がたち、緑が濃くなってき夏が近づいてきた様子が感じられた。

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2006年5月14日 (日)

ほおばる鯖寿司をめざして

以前、お祭りの日には、家で鯖寿司をつくっていた。朝から準備して、夕方頃、近所や親戚に配って行くのに付いてった記憶がある。夜には親戚が集まって、大人は酒を飲み、子供は集まって夜店に行った。
なつかしい思い出である。

そういう習慣もだんだんと忘れ去られて行き、この頃は祭りの日に親戚が集まる事もなくなった。
鯖寿司も、家庭のごちそうであったものが、この頃は高級寿司に仲間入りしている。
老舗の寿司屋では1本(以前家でつくっていたのと比べると大分小振り)4千円位している。
料亭なんかで出でくるのは、小さいのが2〜3切れ位である。
昔のような「ほおばる」感じの鯖寿司にはなかなかお目にかからない。

それならば、ということで自分でつくることにした

まずはネットで色々調べると、千差万別。
「まあ、何とかなるだろう。」とまずは錦市場へ「和鯖」「米酢」を買いに行く。
(ここが京都人の面白いところで、すぐどこどこの場所とか、なになにの店とかを決めつける。)

思っていた以上に、「和鯖(近海物の鯖のこと)」が高かった。

Sabazusi_1
三枚におろして、塩で〆て、酢で〆る。
書けば簡単だが、実際約3時間。
その間に、御飯を炊いて、酢飯をつくる。
(団扇でパタパタ約30分)
やっと、棒寿司の形にするのだが、フワフワでなく、固すぎずの感覚が難しい。
無理に押すと、横から御飯がはみ出るし。

なかなかうまくはいきまへんなあー!

一晩、冷蔵庫で寝かして、翌日さっそくほおばりました

うーん、おいしい!その、ひとことです。よそで食べるのに、けっして負けてません。
まだ、ちょっと「ほおばる」感じまではいかなかったですが、自己採点は90点。
もおちょっと精進して、究極の「ほおばる鯖寿司」をめざすぞ。

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2006年5月13日 (土)

江戸の誘惑

神戸市立博物館で開催されている「江戸の誘惑」に行ってきた。Edo_img1_1

NHK教育TVの新日曜美術館で紹介されたせいか、大変な人出でした。

ボストン美術館所蔵のビゲローコレクションの内、肉筆浮世絵の名品が約70点ほど里帰りしている。
版画の浮世絵と異なり、細かいところまできっちりと描かれているには感心した。
特に着物の柄の細かさ、髪の毛の細さ等、細部にわたり画家の細やかな神経が行き届いている。
また、肉筆で見ると、顔の表情にも、清長には清長の美人図があり、北斎には北斎の美人図があることがよくわかる。

特に今回、北斎は「朱鐘馗図幟」「鏡面美人図」「鳳凰屏風図」「提灯絵」等9点が出品されており、どの絵も独特の動きが表現されており、すばらしいものであった。
Edo_img2_1Edo_img3_1
鳳凰の絵は、以前、長野のお寺の天井画に北斎の同じような鳳凰図があるとTVで紹介していたが、今回の屏風図は色彩といい、構図といい大変素晴らしく、迫力があった。

しかしながら、江戸の女の人たちは艶っぽいですね。

今回、歌舞伎の絵看板も出品されており、なかなか面白い物であった。

私としての拾い物は、歌川豊国の「三台目中村歌右衛門」。
役者の表情がよく出ており、役者絵の頂点の一つではないかと思う。
Edo_img4_1

江戸の庶民の生活が艶やかな色彩で描かれており、楽しめた展覧会であった。

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2006年5月 7日 (日)

雨の日は家族そろってフランス料理を

 ゴールデンウィーク最後の日は雨、しかし5月は家族のメンバーのうち2人が誕生月ということで、家族全員そろって傘をさしながら、なじみのレストランへ誕生日ランチにいく。

行った先は「べー・レギューム・ア・ターブル」というフランスレストラン。このレストランはスタッフ明るく感じの良い店で、色んな京都案内の雑誌にも時々掲載されている。

最近、京都の街中に小さなレストランが増えてきている。いずれもスタッフは若く、お手軽な感じである。しかし、そのためにサービスがぞんざいな店があったり、出てくる料理がシェフの感覚の押しつけのような店がある。そんな中で、この店は、店の雰囲気、サーブの仕方、料理の内容すべてにバランスが良い。いつも、レストランで食事をしたという満足感が得られる店である。

本日のランチ
ワイン
 スペインのスパークリングワイン。ちょっと炭酸がきつい。

菜の花のスープ
 菜の花の緑色が美しいポタージュスープ。
 真ん中にナッツの小片。
 適度な苦味があり。季節感が感じられるスープ。

鰹のカルパッチオのサラダ
 ドレッシングがおいしい。マスタードと鰹がよくあっている。

豚肉のソテーにタケノコと空豆のソース
 柔らかな豚肉の上にタケノコと空豆のソース。
 木の芽の香りが何ともいえずおいしい。
 この店はソースに手がかかっており、いつも新鮮な驚きがある。
 *他に鱸のポアレのコース、牛肉のコースもある。
   家族それぞれが異なったコースを注文したので
   少しずつ味見をするが、どれも秀逸。

 デザート盛り合わせ

  メープルのムース    適度に甘く口の中でスーと溶ける。

  ガトーショコラ  ねっとりとしたチョコレートケーキ

  ****のタルト  おいしかったが何のタルトかわすれた。

  ミルクのジェラート   あっさりミルク味 

  コーヒー


感じが良くて、高くなくて、窮屈を感じないお店は自然となじみになるものです。家族全員満足して雨の中を帰りました。

お店は:

   B Legumes a table (ベー・レギューム・ ア・ ターブル)

   京都市中京区四条油小路上ル3軒目559―7

   TEL   213―5563

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2006年5月 6日 (土)

神泉苑狂言 は 「カンデンデン」の音にのって

京都に生まれ、京都で育ち、京都で勤めています。こんな日々のなかで見たり、考えたり、味わったりした事を色々と書いていこうと思います。
今、京都では色んな場所で「春のお祭り」が行われています。街を歩いていると突然神輿に会ったり、稚児さんの行列に会ったりします。そんな中から「神泉苑の狂言」を見てきました。神泉苑は二条城の南側にあるお寺?神社?(仏さんのいるお堂もあれば、鳥居もある)で、平安時代は御苑だったところです。ここのお祭りで「神泉苑大念仏狂言」が行われ一般に公開されています。狂言は「無言劇」で「カンデンデン」という鐘と太鼓の調べにのりいろんな題目が演じられます。一般に能楽堂等で行われている狂言とは異なり、面をかぶり、有名な故事や庶民の生活をわかりやすく演じる物です。おおもとは壬生狂言にあり、演じている方も壬生狂言の方々がされています。
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今回、「土蜘蛛」を見てきましたが、土蜘蛛が投げつけるクモの巣が観覧席にも飛んできて迫力のあるものでした。現在色んなホール等で演じられている演劇の閉鎖性と比べ、庶民的で開放感あふれた様子に伝統芸能の底力を感じさせられました。

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