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2006年6月21日 (水)

泉屋博古館「近世の花鳥画」展へ

京都の東山の麓にある、泉屋博古館へ「近世の花鳥画」展へ見に行ってきた。

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この美術館は住友家が萬集した美術品が展示されており、銅の住友であるだけに、中国古代青銅器のコレクションが有名である。

しかし、日本の絵画でも「佐竹本三十六歌仙絵」等の優品も所蔵しており、落ち着いた美術館である。

梅雨の晴れ間、中庭の緑もその濃さを強め、背景の東山とのコントラストが美しかった。

今回の出品は21点、江戸時代の京都および江戸の花鳥画と図巻が出展されている。

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その中で目についたものは、伊藤若冲の「海棠目白図」。

花盛りの海棠と木蓮。
その枝には一列に身を寄せ合う目白。

その「目白押し」の仲間から離れた2羽。

観察を重んじた若冲らしく、海棠の一つ一つの花が丁寧に書き入れられている。

先月MIHO美術館で見た、バーク展での同じ若冲の「月下白梅図」と比べても遜色ない作品である。

全体の構図から見ると、こちらの方がまとまった感じがする。

もう一つ目についたものに、椿椿山の「玉堂富貴・遊蝶・藻魚図」がある。

3幅の軸であり、左に蝶、中が早春から初夏の花々、右に魚が描かれている。

3幅それぞれが独特の透明感を持ち、清々しい雰囲気を醸し出している

椿椿山は江戸の画家であるため、京都で見る機会が少ないが、新しい発見ができた。

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