« オ・タン・ペルデュのランチボックス | トップページ | マイ シネマ パラダイス »

2006年8月30日 (水)

細見美術館 「リクエスト展06」

細見美術館恒例の「リクエスト展06」へ行ってきました。
Img_1
館内の投票用紙やホームページから選ばれた細見美術館所蔵の人気のある作品のうち、上位20位(?)を展示する企画です。

人気投票ですから、その時の流行の作品が主となりますが、美術館の企画としては中々面白いものです。

前回くらいから、琳派の作品を押しのけて、今話題の「伊藤若冲」の作品が上位を占めるようになりました。

今年も1位は「若冲」かなと思っていたところ、意外にも(投票された方にはすみません。)神坂雪佳の「金魚玉図」でした。3作品を選んで投票する方式だったから、万遍なく票を集めたのかなぁ?

Img_2
神坂雪佳(かみさかせっか)は明治、大正、昭和の時代に京都で活躍した画家で、琳派様式の絵画やデザインで活躍した人です。

この絵は1メータ位の細長い軸の上部に金魚鉢越しの金魚が描かれたユーモアあふれた絵です。

この前に立つと、思わず金魚とニラメッコをしてしまい、最後にこちらがニヤッと笑い負けてしまいます。(ちょうど見る人の顔の辺りに絵が来るのです。)
Img_8112
「若冲」は5点展示されていました。

「糸瓜群虫図」「鼠婚礼図」「鶏図押絵貼屏風」「雪中雄鶏図」「瓢箪牡丹図」。

「糸瓜群虫図」の解説に11匹の虫が描いてあるとあったので、嫁さんと「一、二、三〜十」と数えて行きましたが、いくら勘定しても十匹しか見つかりません。

蝶、キリギリス、蝸牛(これも虫?)、蟷螂、蜻蛉、バッタ、鈴虫、雨蛙、邯鄲(カンタン)、青虫、え〜と・・・(虫の名前は図鑑で調べましたが不正確です!)あと1匹わかりません!30分位さがしていました。じっくり見れば、糸瓜(へちま)も長過ぎるし、虫の位置もおかしい。けれども本当に親しみの持てる絵です。

若冲の絵は、鶏にしても、色にしても、構図においてもその大胆さ、精密さに気を取られるが、じっくりと見ると、ユーモアがあり、童心に帰った様な暖かみが感じられ、それが今の人気となっているんであろう。

それと面白かったのは、京都の3大奇祭の一つである広隆寺の牛祭りを描いた「やすらい祭牛祭図屏風(浮田一恵)」。踊り回る人々の表情とお面を付けたマタラ神の様子がおもしろおかしく描かれていた。

最後に細見美術館の看板である「金銅春日神鹿御正体」像。子鹿のバンビの像であるが、このお尻が何とも言えずカワイイのである。

その他、多くの作品がでていたが、細見美術館らしくこじんまりとした名品が並んでおり、特に今年はユーモアあふれる作品が多かった。

|

« オ・タン・ペルデュのランチボックス | トップページ | マイ シネマ パラダイス »

コメント

こんなおもしろそうな展覧会、やっていたんですね。
真正面から見た金魚の絵、気に入りました。金魚ってなんだかとてもひかれるんです。

投稿: はたこ | 2006年9月 3日 (日) 23時28分

はたこさんへ、コメントありがとうございます。
「リクエスト展 06」はなかなかよかったですよ。10日までですので、時間があれば自転車でビューンと行って、金魚とニラメッコをしてきてください。
そのあとは、オ・タン・ペルデュのランチボックスをどうぞ。

投稿: 好日 | 2006年9月 4日 (月) 23時00分

今日、行ってまいりました。間に合ってよかったです。
「糸瓜群虫図」、わたしも10匹しか見つけられなかたんです。あと一匹、どこにいるんでしょうねぇ?
金魚は期待通り、洒落っ気あふれる絵でした。教えていただいてよかったです。

投稿: はたこ | 2006年9月 9日 (土) 20時42分

やはり、10匹しか見つかりませんでしたか?
その後、本等で見直してみたのですが、私もまだ見つかりません。
細見美術館は、入館券の替わりのシール、各部屋に入るとき、秘密基地への扉を通るような感じ等、いつ行ってもわくわくする感じがするお気に入りの美術館です。
今年の秋は面白そうな展覧会が多いので、色々と書きますので、また訪問ください。

投稿: 好日 | 2006年9月10日 (日) 21時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/95018/3263212

この記事へのトラックバック一覧です: 細見美術館 「リクエスト展06」:

« オ・タン・ペルデュのランチボックス | トップページ | マイ シネマ パラダイス »