« 祇園祭あれこれ(あれこれ) | トップページ | 寝ぼけ蝉 »

2006年8月 3日 (木)

「北斎と広重展」

京都文化博物館で開催されている「北斎と広重」展に行ってきました。

Img
なじみのある浮世絵であるため、案外込んでいた。壁に掛けてある作品を見る展示だった為に、人の列が続いていたのだが、2〜3人前に若い夫婦連れが4歳位と1歳位の子供を連れていた。何となく悪い予感がしたのだが、案の定子供がむずかりだした。お父さんの方が大きい子供に「これは有名な絵やで」と説明してるが、わかる訳が無い。
終いに、子供が歌を歌いだし、さすがに列を離れたが、会場に歌が響いていた。監視員の人がどうするのか見ていたが、知らん顔。そのくせ、携帯が鳴ると飛んで行って注意している。ボランティアの人だと思うのだが、マニュアルに「子供の対応」は書いてないんだろうなぁ!せやけど、なんとかしてほしいなぁ!早期教育も大変ですなぁ。

さて肝心の絵の方だが、北斎は「富嶽三十六景」「諸国瀧廻り」「千絵の海」「諸国名橋奇覧」「雪月花」、広重は「東都名所」「東海道五十三次之内」「近江八景之内」「京都名所之内」「浪速名所図絵」「四季江都名所」「諸国六玉河」「義経一代記之内」「東海道張交図絵」「箱根七湯図絵」「雪月花」が出品されていました。総数約250点!これだけの浮世絵を一度にみたのはさすがに初めてです。

あまり、版画の浮世絵は詳しくはないのですが、青色の多様さと美しさに感心しました。また、版元の企画力、絵師の構図、彫師と摺師の技術力、これらが結託して成り立つシステムであることに驚きました。シリーズものとしての浮世絵を商品として成り立たせるには、現在の商品開発のマネジメントにつながるものがある。

「東海道五十三次」は、55枚あるのですね!日本橋と三条大橋ははいらないって、この歳になるまで知らなかったなぁ。53枚だと思っていた。それと北斎の構図は独特ですね。見えないところまで見えるように描く、大胆にデフォルメして描く、この辺がすごいところだと思います。

Photo_37
肉筆浮世絵も何点か出品されています。そのなかでは、北斎の「雁と歌仙」がほのぼのとして面白かった。公家がぼや〜っと雁の行方をながめ歌を作ろうとしている作品だが、北斎もこのようにぼや〜っと世間を眺めて絵の構図を考えていたのだろうと思えた。

また、旧ビゲローコレクションからの歌川豊春の作品が良かった。
5月に「江戸の誘惑」展でビゲローコレクションに感心したが、ビゲローコレクションでも手放したものがあるのですねぇ。

|

« 祇園祭あれこれ(あれこれ) | トップページ | 寝ぼけ蝉 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/95018/2925292

この記事へのトラックバック一覧です: 「北斎と広重展」:

« 祇園祭あれこれ(あれこれ) | トップページ | 寝ぼけ蝉 »