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2006年9月16日 (土)

「三条あかり景色」

三条通の室町通から寺町通までと、三条木屋町にて「あかり」をテーマとした催しが行われている。

Img_8244_1この催しでは、三条通に残る近代建築物のライトアップ、三条通に面した町家やビルの壁面を利用した映像の照射、高瀬川を利用した水と光のアートパーフォーマンスが行われている。
三条通付近はここ15年程で大きく変わった。
もともとレンガ造りの近代建築物が多かったが、それらがほぼ原型をとどめる形で新しく生まれ変わった。西から見ると、旧アメリカ文化センターが文椿ビルヂングに、NTT京都支店が新風館に、旧日本銀行京都支店が文化博物館に、旧毎日新聞社がアートコンプレックスに、その他、中京郵便局、日本生命京都ビルもその形態を残している。
また、河合塾が出来て若い人々が集まるようになり、スターバックス、大垣書店、マクドナルド等も出来てそれに合わせて、新しい感覚のファッション関係や、食べ物屋さんが増えて来ている。
ちょっと三条を曲がれば、町家を利用した店も多く、また、旧来からの老舗の店も多く有る。
新旧の感覚が共生しながら、うまく街の様子を替えて来ている。

Img_8272そのような新しい三条通をより楽しんでもらおうとこの催しは企画されており、今回が3回目となる。

近代建築物は現在の建築物と異なり、微妙は凹凸がその壁面にあり、ライトアップすると影が強調されその様相が大きく変わる。いつも見慣れた建物がまた違った様子で見られ、美しいものである。

映像の照射は、プロジェクターがしょぼいため、なにが写っているのかははっきりとはわからない。そのような意味では、失敗かもしれないが、なにかボヤーッと町家なりビルの壁面に写っているのを見ているのもまたいつもとは異なる空間を見ているようで楽しい物である。

今回、感心したのはコレ!
Img_8281Img_8283

高瀬川で行っていたパーフォーマンスで、川にメッシュ地の布を20枚程並べてつり下げ、それに向かって色んな映像や、デジタル模様を映して行くオブジェである。
メッシュ地のため、光が順々に透過して行き、終わりにはそれが反射・拡散して消えて行く。
川を伝って来る風により布が揺れて、その拡散の効果が微妙に変化して行く。
大変美しいオブジェであるが、同時に、光が揺れながら透過していくなかで拡散し、一枚々の布に写る映像がだんだんとぼやけて行く様子は、見る者に何か大きな流れ(時間かも知れないし、思考かも知れない)の様なものが感じられるものであった。
同志社女子大学のグループによる作品であるらしいが、久しぶりに興奮したオブジェであった。
是非、機会があれば多くの人が見て、色んな事を感じてもらいたい。(他の人がどうゆう風に感じたのか知りたいなぁ・・・)

この「三条あかり景色」は、9月16日〜18日、午後7時〜10時まで開催されています。

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コメント

夜の三条。
人通りが少ないのはよくないことなのでしょうか。
夜も人通りの多い方がいいのでしょうか。
そう、あの、あかり景色の頃、
そぞろ歩きというよりも、
騒乱とはいいすぎですが、
狂乱に近い趣があったように記憶しています。
「そぞろ歩き」って、あてもなく気の向くままにぶらぶらと歩き回ることですよね。
それはやはり、落ち着いたところでないと成立しないと思います。
「あかり景色」のイベントとは対極をなすことだと思うのですが、それは間違いでしょうか?
今の三条は、夜のそぞろ歩きにいいんじゃない?

投稿: | 2014年9月 9日 (火) 01時37分

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