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2006年10月14日 (土)

「エッセンシャル ペインティング展」

国立国際美術館で開催されている「エッセンシャル ペインティング」展を見て来た。
国立国際美術館は以前、吹田にあった「万博美術館」が、大阪中之島に移って出来た美術館で、現代美術が中心である。

Imgessetial今回は、1990年代から現在までのヨーロッパ、アメリカの絵画の作品展である。
説明文によると『美術の中でも最も歴史があり、常に感心の的であり続けてきた絵画においては、90年代、ヨーロッパとアメリカの画家達が、斬新な絵画によって注目を浴びました。(中略)。しかし、いずれも、現代の感性や価値観に根ざし、前衛に対するこだわりからは解放されています。またそのほとんどが、新鮮な具象的絵画である点も特徴的です。1990年以降の欧米の絵画は、絵を見る醍醐味をあらためて実感させてくれる絵画なのです。』
確かに、最近の絵画、特にアメリカの若手の絵画は具象が多く、見ていて楽しい。
今回のお目当てはポスターにも使われているアレックス・カッツの新作。
(ポスターは縦長ですが、実際の絵は90度回転した形です。)
カッツは60年代から登場した画家で、ポップアート的な肖像画を多く描いている。
Imgkatz370年代後半から80年代にかけて日本のイラストレーター達に案外影響を与えた画家ではないかと思う。(同じ様なタイプの肖像画のポスターをよく見た。)
今回の作品では、色の使い方がより洗練され、中間色中心の色合いが、優しさとか繊細さとかを上手く表している。
うまく時代に会った雰囲気を醸し出す画家ですねぇ!
でも、パンフレットによると、80歳前の年齢だそうだなので、それはちょっとすごいと思う。
NYなんかにいて、ふとこんな絵をみればなごむだろうなぁ?(カッツはNY在住の画家です。)

Imgkarin今回の展覧会で見つけたのが左の絵。
アメリカのジョン・カリン。この人の作品は、以前雑誌で見た事はあるが、実際の絵は今回が初めて。
デフォルメされた女性の肖像画が多い。
長い首とか、巨大化した乳房、細長い腕とかを組み合わせてそのバランス感を楽しむ様な感じ。
あぁ、こんなおばあさんいるいると思って、具体的に思い出そうとするがなかなか思い出せない。
う〜ん、宮崎駿のアニメにでくる婆さんに似てるなぁ。
なにか強く訴えかけるとかいうものはないが、印象は強かった。

その他、11人の他の画家の作品があったが、それぞれ個性があり面白かった。

現代美術というと、難解だと思われがちだが、それは一部の作品で、実際は見て面白く、感じの良い作品が多い。(感動するとかいう感覚とはまた違う)
特に90年以降は、コマーシャリズムと現代美術の境目があやふやになっており、常日頃みる映像やポスターなどにも美術的なものが入り込んでいる。そう言う意味では、現代美術は日常的なものなっていると思える。

エッセンシャル ペインティング 展
国立国際美術館
大阪市北区中之島4−2−55 (☎06-4860-8600)
2006/10/03〜2006/12/24

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コメント

portentous!asymptomatically punishment Pteranodon exploratory!wearier!postal ... Thanks!!!

投稿: | 2007年3月18日 (日) 11時34分

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