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2006年11月 9日 (木)

「正倉院」展でフラフラに

この前の連休、奈良へ「正倉院展」を見に行って来た。

Img_8881朝、9時30分(開館時間)に奈良国立博物館へ着いたが、その時点ですでに2時間待ち。
夕方の4時過ぎでも1時間待ち。
しかたが無いので、並ぶ!。並んでいる間にもらったパンフレットに「日本最古、美のテーマパークかもしれない。」とのコピーがあったが、なるほど行列はTDLさながら。
館内に入れば、ここも満員。尚、悪い事に、警備員が「空いた所から見てください!」と言うものだから、みなさんバラバラの方向へ歩き回る。人とぶつかる事!ぶつかる事!!まるでバーゲン会場!!!
今回、そんなに名の通った物も出品されてないのに、なんでこんなに人が集まるのかなぁ??(やはり協力は読売新聞社)
それにもメゲズ・・・・しつこく見て来た。

Img_8878「緑瑠璃十二曲長杯」(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい)

横が20㎝位、縦が15㎝位の楕円形のガラス杯。一見、向付の平皿。夏にこれで鱧の落しなんかを食べたらおいしいだろうな?と思いながら説明を読むと「杯」となっている。奈良時代はこれでお酒を呑んでいたのだろうか?
緑色がきれいにでている。普通この時代の発掘もののガラスなら、銀化しているのだが、さすがに正倉院。保存状態はすこぶる良い。
ペルシア辺りの作かなぁと思えるが、調査によると中国製らしい。
まわりに、ウサギの文様がはいっているのがアクセントとなっている。

Img_8879「犀角把白銀葛形鞘珠荘刀子」(さいかくのつかしろがねかずらがたのさやしゅぎょくかざりのとうす)
ややこしい名前だが、刀子というのは今で言うペーパーナイフ。木簡や紙に字を書いて、誤ればそれを削って消すために使われた。
約15㎝位で、刃の部分は犀の角を磨いたものでできており、鞘には白銀で葡萄唐草の飾りと、小さな玉が付いている。
たいへんおしゃれなもので、現在でも充分通用するデザインだ。

Imgsyomen「国家珍宝帳」
今年は、正倉院に聖武天皇の遺品が献納されてから1250年目の年にあたる。その時の献納物のリストが「国家珍宝帳」である。約15m位ある巻物である。

改竄を許さぬように、全面に「天皇御璽」の角印が押してある。現在の世でも改竄とか無断コピーを防ぐため同じように「デジタルの印」を付ける技術がある。1200年たっても考えてる事はいっしょだなぁ。

また、字が今印刷されたかのようにくっきり、かっちりと書かれている。昔の写経なんかでもそうだが、乱れずにそろえてよくこんなに上手に書けるものだ。これだけの精神の集中が続くことはたいしたものである。私何ぞは、精神散漫の見本みたいなものであるからうらやましい。

その他、馬具、大仏開眼法会での袈裟等、合計70点程が展示されていたが、何ぶん人が多いため「しっかり見る」ということは不可能であった。

会期の延長とか、入場制限の方法とか何か対策を考えなければ、老人(案外多かった)や子供達には危険な状態になっている。
人混みにもまれ、会場から出ればクタクタだった。

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