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2007年4月13日 (金)

京都 桜逍遥(二条城 夜桜)


「月見れば 風に桜の 枝なえて 花よと告ぐる 心地こそすれ」


西行 山家集

Img_1213

二条城が15日までライトアップされています。8時頃から夜桜を見に行ってきました。
日中は温かだったのですが、さすがに8時を過ぎると寒くなって来ます。しかし二条城の切符売場には多くの人達が並んでいます。皆さん夜桜を楽しみに来られています。
その中には案外多くの人が和服で来られています。このライトアップの期間、和服の方は無料となっているんです。

入城してしばらくは、行灯で照らされた道を桜園の方に進みます。夜間は二の丸御殿には入れません。そのまま、桜園に向かいます。暗闇の中に突然ライトアップの光が見えて来ます。桜園です。
桜園では、ソメイヨシノ系の花は盛りを過ぎて散りかけていますが、八重桜が満開です。その重たげな花が枝一杯に咲き誇っています。どの位置から見ても影ができるようにライティングされているので、遠近感が強調され、別の世界を眺めている様です。

そこから、本丸御殿の前を通り、清流園へ抜けて行きます。清流園で不思議な風景に出会いました。池の奥の桜がポツンと一本ライトアップされているのですが、その姿が池に写り今まで見た事のないような風景になっています。風でもあって池の水面が波打てば動きがでて別の風景になるのでしょうが、この時は風もなく静止した状態です。まわりは見物の人達の声もあるのですが、この空間だけは音も無く、時間が止まったような感じがします。『幽玄』の世界というのはこういう感じでしょう。

しばらく、この場所に立ち止まってじっとこの風景に見とれていました。その後、桜のトンネルや、紅枝垂を見て回ったのですが、先程の風景に圧倒され、その後は印象が薄くなりました。

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