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2007年4月22日 (日)

京都 桜逍遥(雨宝院 松月桜)


「花を見る 心はよそに 隔たりて 身につきたるは 君がおもかげ」


西行 山家集

Img_1573

雨宝院の「松月桜」です。雨宝院の中では、最も最後に開花します。

この花は八重桜で、花びらは薄くふんわりし、柔らかい感じです。色も透き通る様な白色に花びらの付け根はすこし紅がかかったような様子です。

陽の光を通してみると、花びらが重なった部分は白い色が順々に重ねられて行くことによって、薄い青色がかかったようなグレーっぽい色に見えます。
なにか清純な心の深淵に導く様な色です。

重なり様によっては、紅が美しく出て来ます。
美しい花です。桜の花の終わりの時期を象徴する様な美しい花です。

花の味わい方として、風景の中にある花として見る場合と間近に近寄って花に埋もれるようにして見る場合とが有ります。周りの状況と花の様子とによって変わりますが、この桜はもちろん近づくべきです。

色々な桜が、時を変えてその盛りを迎える「雨宝院」。「歓喜桜」はその花を散らし葉桜の様子を見せていますし、「観音桜」は若葉の間にまだ名残りの花をつけています。「御衣黄桜」は日々その色を変え、「松月桜」は今盛りを迎えてます。この季節、境内全体が、毎日毎日移り変わる美しさを見せています。

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