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2007年5月28日 (月)

祇園祭あれこれ07(御田祭)

葵祭も過ぎ、もうすぐ水無月になろうとするこの頃から、京都の街中では祇園祭の準備が始まり出す。
27日の日曜日にも、京丹波町下山にある八坂神社の神饌田で「御田祭(おんた)」が行われたので参列してきた。

Img_2540京都から丹波高速道路を通り、終点から更に27号線を走る事30分、下山地区の山の上にその神饌田はある。
ここには八坂神社の御分社の古社があり、その周りに神饌田がある。この神饌田で育てられた稲が、祇園祭の時神輿の上にのる「お稲」になり、また大晦日に八坂神社に飾られる「注連縄」になる。

「御田祭」とは、この神饌田に早乙女が田植えをする行事。
このことからも八坂神社は「牛頭天王」を勧進する前は、穀物神であったことがわかる。

Img_2534五月晴れの雲一つない青空の下、神事はこの地区の「お稲」を世話される方々と、この古社の宮司さん、京都から来た八坂神社の宮司さんおよび関係者の参列の元に始まる。

まず、古式にのっとり、神が降り立つ地および参列の者達を清め、続いて神がこの地に降臨する「降神の儀」が執り行われる。

これは神が降臨される「神籬(ヒモロギ)」。この木を依り代として神が降りて来られる。
この神が降りて来られる間、宮司さんは「警蹕(ケイヒツ)」の声をあげる。『を〜〜』と言う太い一声が響き、参列者に神様が来られることを知らしめる。

神が降りて来られると、祝詞を奏上し、神饌をあげ、いよいよ早乙女による田植えが始まる。

Img_2412雅楽が奏じられ、巫女さんが「祇園舞」を舞われている中、8人の早乙女達が、五穀豊饒を願い白装束に赤いたすきを付け菅笠をかぶり稲を植えて行く。

毎年この祭りには参列しているが、今年は天気も良く、清々しい風も吹き清らかな気分になった。

その後、「獅子舞」や「丹波八坂太鼓」の奉納があり、玉串を受けられ、神も満足したかの様に「神籬」を離れ「昇神」され、神事は終了した。

Img_2433古式にのっとった興味ある神事であった。
神が身近におられる事を感じさせられる神事であった。
そのような気分が「祭りをやるぞ!」という気分にさせる。

さあ、この稲が育っていけば「祇園祭」となる。昨年は神幸祭の17日も還幸祭の24日も雨にたたられた祭りであったが、今年はどうなることやら。

今は表立っては静かな京都の街も、これから約2か月間の間にだんだんと熱気をおびてきて祭の響宴を迎える事になる。今年も祇園祭のあれこれをこれから書いて行くつもりです。

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