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2007年7月15日 (日)

祇園祭あれこれ07「御神輿の町会所」

神輿やら鉾、山においても、各町内なり団体は、「町会所」を持っている。
いまはビルになっている所もあるが、たいていは昔の町家。人が常に住んでいる場所ではないので、昔の町家の風情が残っている所が多い。

Img_3168これは中御座神輿を担いでいる「三若神輿会」の町会所。

三条神泉苑を西に入った所にある瀟洒な町家作りで、昭和の初めに建てられたもの。

「三若神輿会」の担ぐ「中御座神輿」の17日の神幸祭での巡行路は
祇園石段下(三社揃い踏み、pm6:00)→四条通を大和大路まで西行→大和大路を三条京阪まで北行→三条大橋を渡御→三条木屋町から木屋町通を北行→二条木屋町で折返し(休憩 pm7:15〜8:00)→二条通を寺町まで西行→寺町通を三条まで南行→三条寺町から三条河原町まで東行→三条河原町から四条河原町まで南行→四条河原町から御旅所(四条寺町)まで西行(pm9時頃)となってます。

Img_3158_1町会所の中は、昔の京都の町家のまま。
玄関を入ると、前庭があり、奥へと「はしり」が続きます。
「はしり」というのはまあ家の中の通路のようなもので、途中には台所や井戸、水場が並んでいます。

ここにはまだ「おくどさん」が残ってます。
「おくどさん」とは煮炊きをするための窯のことです。永年の使用により煤で黒くなっていますが、その周りには、愛宕さんのお札や布袋さんなどの家を守る神さんが飾られています。

ここの釜では、神輿を担ぐ輿丁の方々の為の弁当を炊くため、一升釜が据えられています。(さすがに今は御飯は他所から仕入れています。)

Img_3164奥へ抜けると庭になっています。
大きな鞍馬石がいくつも据えられており、松や紅葉が植えられ、立派な石塔炉も立っています。

これは庭にある「手水(ちょうず)」。トイレから出た時に手を洗うところです。

ここの「手水」は「水琴窟」になってます。

「水琴窟」というのは地中に瓶を逆さまに埋めて、上から流した水がポタポタと落ちると底に受けている皿に落ちてその音が、ピキ〜ン、ピキーンと琴をはじく様に聞こえる仕組みです。

夏の暑いときなんか、この音を聴くと涼しげな感じがします。昔の人の知恵というのはいいもんですね。

Img_3155座敷のほうでは、17日の「神幸祭」の準備が始まっています。

17日にはここの大広間で朝の6時頃から、「弁当打ち」が始まります。
先程にも書きましたが、神輿を担ぐ輿丁の人の弁当を作るのです。10㎝×20㎝位の木枠に御飯を詰めて竹の皮の包みに打ちつける様にして作るので「弁当打ち」と言われています。

男達の手で約2000個程の弁当を作ります。黄色の沢庵と赤い梅干し、そして黒ごまが振ってあるシンプルな弁当なんですが、祭りに食べるとすこぶるおいしいのです。

また、厄除にもなるとされていて多くの人が望まれるので、担ぎ手の数以上に作られます。

こんな感じで、17日の準備も整いました。あとは晴れになるのをの望むのみです。

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コメント

好日さん、あの建物の中はこんなになっているのですね。なかなか一般のわたしたちが見ることはできない場所(きっと非公開ですよね?)を見せていただいてうれしいです。「弁当打ち」といった行事があるのも興味深いです。

去年、わたしが四条大宮で、東御座を見たのは24日の還幸祭でした。今年は石段下の三社揃い踏みのときに拝めそうです。
好日さんも御神輿をかつがれるのですね?

投稿: はたこ | 2007年7月16日 (月) 21時36分

はたこさんへ
三若の会所をご存知でしたか。
初公開?ですが、なかなか雰囲気がある建物ですよ。
「神輿弁当」についてはメールをください。

三社の揃い踏みは見応えがあると思います。
中御座神輿にいますのでどうぞよろしく。
天気が良ければいいのですが・・・

投稿: 好日 | 2007年7月16日 (月) 22時48分

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