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2007年8月13日 (月)

「壬生寺万燈供養会」

お盆のこの時期、壬生寺でも万燈供養会が行われている。

Img_3535日が西山に沈むと、いつもは暗闇に包まれる壬生寺の本堂が突然光の壁に覆われる。

本堂の正面が供養の灯籠で覆われるのである。その数約1000個。

古びた本堂がまるで現代の建築物かの様な様相を見せる。
4〜5年前このような光の壁面を持つビルがはやった。東京の銀座のシャネルのビルや、表参道のプラダのビル、京都では烏丸御池のニチコンのビル等。それが突然壬生寺に現れる。

お盆のときの奇跡ですね。

Img_3525いつ頃からこのような飾り付けをするようになったのかは知らないが、「壬生寺万燈供養会」は調べると、平安時代の末期には行われていた事が記録に残っているらしい。

近寄ってみると、一つ一つの灯籠に、供養する先祖の名前と施主の名前が書いてある。大きさが統一されているため、整然とした壁になる。それが時たま吹いて来る風にのりユラユラと揺れる様は非常に美しい物である。

もともとこの様にお寺で行う「万燈会」は、各個人が家々で、旧暦のこの時期に行っていた先祖霊の「迎え火」からはじまったと考えられている。

Img_3534このような「先祖崇拝」の因習が、仏教の「盂蘭盆会」と結びつき現在のお盆の行事やこのような「万燈会」になったものである。

また先祖を送るときに灯す「送り火」が、「五山の送り火」となっていったのである。

一年の折返しの今頃、また疫病や暑さで体がまいって来る今頃、御先祖を供養する事によりその結びつきを強め、新たな力を授かる。昔の人達の生活の知恵である。

このようにして迎えた御先祖さんを家ではお供えやお膳をあげてもてなす。そのへんははたこさんのブログで。

*「壬生寺万燈供養会」(壬生寺)
 8月9日〜8月16日 日没後10時まで

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