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2007年8月16日 (木)

「五山の送り火」

お精霊さんを送る「五山の送り火」が夜空を焦がします。
まず、午後八時に東山の銀閣寺近くにある如意ケ岳の「大文字」から始まります。

Img_3539はじめは点々とした松明の明かりが見え出し、突然その火が走り「大」の字が現れます。

すこし向かって右側の部分が長く跳ねられていますが、立派な字です。
だんだん火の勢いが強くなり、一つ一つの火床の炎が、遠く離れた所から見ていても目につく様になります。
煙が山肌を這って行く様子も窺えます。

「五山の送り火」を毎年何処かで見ているのですが、今年は欲張って4つを見ようと知人のビルの屋上に来ました。そのビルの近所の方々と知人の方々とでのこじんまりとした「送り火」です。

「大文字」の字が燃え盛ると、周りの人々がじっとその火に魅入られる様に眺めています。
ビルの下の大通りから車の走る音がときたま上がって来る位です。

パチパチと燃える音が聞こえて来る様な気がし、去り行くご先祖さんに手を合わせます。

やがて、「妙法」の方が明るくなりますが、残念ながら山が低いため、見ている所からは字の上の部分しか見られません。

Img_3554つぎは「船形」と思い、その方向に目をやるが、その前に金閣寺にある「左大文字」に火がつきました。
あれよあれよと思う間に、左大文字の姿が見えて来ました。

「左大文字」は寝た様な感じで見えます。案外近いので炎は鮮やかです。
なぜか、このビルからは走り去る人の絵文字のような感じがしました。
冥界へ戻るご先祖さんの姿でしょうか?

少し遅れて、「船形」も火がつきました。
これも近いです。ぱっぱっと火が流れ瞬く間に、船の形が現れます。

Img_3551残りの一つの「鳥居」は、北嵯峨のため京都の中心部からは見えません。(昨年は「鳥居」のみを見に行きました。)

この「五山の送り火」、現在は5つの送り火となっていますが、江戸時代にはもっと色々とあったそうです。
市原野の「い」、鳴滝の「一」、北嵯峨の「蛇」等が同じこの時期に灯されたそうです。

これらがいつ始まったかというのは、江戸時代までは記録にありますが、それ以前がないため室町時代とか言われてますがわからないとされています。

この送り火が終わると、京都の街では「地蔵盆」が各町内で始まります。そして朝晩はすごしやすくなって来ます。でも今年のこの猛暑をみれば、まだまだ残暑は厳しそうです。

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コメント

 チーム地蔵盆のごうやんです(笑)

 毎年送り火は家の屋上から拝みます。なあんて言うと、とてもゼイタクに聞こえますが、身を乗り出し、カラダをひねり、ビルの間から見える大文字を拝みます(笑)

 たまたま、家の前の道路が2車線なので、かろうじて見えるのです。

投稿: ごうやん | 2007年8月17日 (金) 17時23分

チーム地蔵盆のごうやんさんへ
身を乗り出しても、家から見えるのはゼイタク!
我家からでは夜空の赤ささえも見えないです。
「大文字」を求めて、あちこち彷徨っています。

チーム地蔵盆のメンバーとしては、本日は夕方から準備をしていました。お地蔵さんも化粧新たにかわいい顔をしてました。我が町内は2日間行われます。
明日も暑くなりそうですので、熱中症に気を付けて頑張りましょう。(ものすごい連帯感ですね!)


投稿: 好日 | 2007年8月17日 (金) 22時25分

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