« 「若冲を愉しむ」 京都国立博物館(常設展) | トップページ | 寒いときは京みそ鍋 「十両」 »

2008年1月19日 (土)

「美の壺」 京都高島屋グランドホール

金曜日の10時、軽快なJAZZと共に、NHK教育TVで放送されている「美の壺」。
毎回見ている訳ではないが、ちょっと気になる番組。

Binotubo130分程の番組で、たった3つの「壺」を知っただけで、「美」というものをわかってしまうとは思っていないが、知らない分野に関しては「なるほどね〜」と思ってしまう。

物の見方という点で、大筋を知る為には便利な番組。

その展覧会を高島屋でやっているので、招待券ももらったことだし、見に行って来た。

展覧会では10の番組について取り上げられていた。

1. 古伊万里 染付け
2. アールヌーヴォーのガラス
3. 魯山人の器、織部焼
4. 根付、櫛
5. 掛け軸入門、表具
6. 切子
7. 藍染め
8. 江戸の文様
9. 友禅
10. 唐津焼 

Binotubo2「なるほどね〜」と思ったのは「アルヌーヴォーのガラス」と「藍染め」。

ガレのガラス等、この時期の「アルヌーヴォーのガラス」今まで幾つか見ている。だいたい展覧会や博物館で見る場合は、ケースの中にチンと収まっている場合が多い。骨董屋さんなどでも、あえて買う気もないので、手のとる事も無く、ひやかしで眺めているに過ぎない。

ここで指南されている「光がつくるいくつもの顔」という「壺」は、思っていてもなかなかその場では見られないし気付かない。

今回、ガレのガラスのなかで、ウランを含んだ材質で作られた器に紫外線を当てておき、それを暗闇のなかへ持って行くと、きれいな緑色に発光する様子を実演していた。きれいな緑でした。LEDのような冷たい光ではなく、暖かい感じの緑がボヤーッと表面に彫られている模様を浮かび上がらす様子はすばらしいものだった。

「藍染め」は使っていくことによりだんだんとその色を替え、かすれや濃淡が出て来て、なんといえない味を出して行くという「壺」に気付かされました。

まあ、その他にもいろいろ見て楽しい物がありましたが、ここで取り上げられているものは、そんなに古いものではなく、ちょっと昔日常に使われていたものの中に「美」を見つけている点が気に入りました。

いってみれば、現在版「民藝」運動の再開ですかね。

この頃、江戸や明治位の古いものの中から気に入ったものを選び、(これぐらいの時代物だったらまだ買う事ができる。)日常骨董として使って行くのがはやっているみたいです。
京都の古い家なんかでは、押し入れや物置なんかをヒックリ返せば出て来る様なものをまた大事に使い出すみたいな感じです。そういう人達にとって、このようなハウツウ的な知識は好まれると思いますね。
(なかなかNHKも眼の付け所がうまいなぁ)

願わくは、その中から自分自身の壺を見つけて行く事ができればいいのですがね・・・。

*「NHK 美の壺展」 京都高島屋グランドホール(7階)
 1月5日〜1月21日

|

« 「若冲を愉しむ」 京都国立博物館(常設展) | トップページ | 寒いときは京みそ鍋 「十両」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/95018/9993311

この記事へのトラックバック一覧です: 「美の壺」 京都高島屋グランドホール:

« 「若冲を愉しむ」 京都国立博物館(常設展) | トップページ | 寒いときは京みそ鍋 「十両」 »