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2008年1月 1日 (火)

謹賀新年

「正月一日は、まいて空のけしきもうらうらと、めづらしうかすみこめたるに、世にありとある人は、みなすがたかたち心ことにつくろひ、君をも我をもいはひなどしたる、さまことにをかし。」(枕草子 )

Img_6099あけましておめでとうございます。
今年も宜しくおねがいします。

今年は戊子(つちのえのね)ということで、干支頭の年。
まずは哲学の道にある「大豊神社」の「こまねずみ」から。
いつも不思議そうな顔をしてこちらを眺めています。

さて元旦。大晦日はいつもより遅くまでガヤガヤやっていたが、習慣とは恐ろしいものでいつもの時間に目が覚めてしまう。新聞を取りに外へ出ると、だんだん明るくなっていく空は元旦らしく清冽な空気に満ちている。

 一人茶の間に座り、暖房を入れて、分厚い朝刊に目を通す。この新聞のずっしりとした重さは今年に対する希望のあらわれか?
しかし、各紙の見出しや特集の内容には新年らしいものが載っているが、考えればこの様な記事はすべて去年にかかれたもの。記事によっては何か月も前に書かれたものもあると聞く。
そのようなことがわかっていてもなんとなくあらたまった気持ちで読んでしまう。

Img_4777 しばらくして「お祝いやす。(我家では元旦の食事をこう呼ぶ)」の準備が整い家族揃って三種と雑煮で新年を祝う。家族揃って新年を祝えることを素直に喜ぶ。

年賀状が来るまでにはもう少し時間があるので、近くの武信神社と神泉苑に一人で初詣に行く。

まだ訪れる人もなくきれいに掃き清められている元旦のこの神社の雰囲気は好きだ。
近所の氏神さんとして小さい頃からまず最初に詣でる。特別に何か御利益があったとは気付かないが毎年こうやって無事に初詣ができることが、最大の御利益だと思っている。

Img_4782続いて、「神泉苑」へ。

ここには、池の端に「歳徳神(さいとくじん)」がある。小さい社であるが、毎年、歳の初めにその年の「恵方」に向きを変える。

今年の「恵方」は南南東。節分にこの方向に向かって「恵方巻き」をかぶらなくっちゃ。

毎年、元旦にはこの近所の2社。八坂さんや有名所は2日目以降に回る。

小一時間程、ぶらぶらして家に帰ると、子供達は「お先に」という調子で飲んでいる。まぁ、朝っぱらから大きな顔をしてお酒を飲めるのも元旦だからでしょう。

午後からは、嫁さんの実家に挨拶に行く。嫁さんの実家は下鴨なので酔い覚ましを兼ねて歩いていく。
烏丸通を御池通を越えて、丸太町を越えて、御所の横を通り今出川を越えると気候が変わるのが実感できる。気温がはっきりと変わる。
中京では「寒いなぁ!」という感じだったのが、今出川を越えると「身を切る冷たさ」になる。
京都も狭いようで広いものである。

夜に家に帰り年賀状に目を通す。
昔は筆跡をよく覚えていて、宛名書きを見るだけで誰からの年賀状だか分かったものだが、だんだんその宛名もパソコン印刷が大半である。書く時代から打つ時代になって、ペンの温かみが感じられなくなったのは何やら寂しい。(といってる我家もパソコンで印刷してる!)

こんな風に元旦は過ぎていく。お正月の風習もだんだんと変わって来ているが、元旦位は各世代それぞれの昔の風習に浸りたいものである。

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コメント

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 生家はお雑煮を祝う時、まずお茶を恵方に向かって「お祝いやす」と言い合いながら飲む習慣がありました。 今は寝正月で・・・。

投稿: ごうやん | 2008年1月 2日 (水) 08時20分

明けましておめでとうございます。
今年もリアル・ネット共々よろしくお願いいたします。
同じルートをなぞるように、初詣しました(笑)

リンクさせていただきましたんで、またおじゃましまーす。

投稿: ぽん | 2008年1月 2日 (水) 18時19分

ごうやんさんへ
あけましておめでとうございます。
今年もボチボチと行きますので、宜しくお願いします。

「お祝いやす」の挨拶、恵方を向いて行うのですか。
それは知らなかった。
家では、大福茶を飲む時に、皆で合唱するだけです。

寝正月もいいですね。この正月は寒さが厳しく寝床の暖かさが格別ですね。

投稿: 好日 | 2008年1月 3日 (木) 00時20分

ぼんさんへ
あけましておめでとうございます。
こちらこそ、今年も宜しくお願いします。

武信さんから神泉苑、このコースこの辺の人達の「初詣定番コース」ですね。氏神さんていいもんです。

今年も忘れん様にポチしますので、おもしろいネタ期待してます。

投稿: 好日 | 2008年1月 3日 (木) 00時46分

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

去年は護王神社が大賑わい、今年は大豊神社が賑わっているのでしょうね。京都には十二支全部があるのかしら(笑)。

初詣はまず氏神さんから、というのはごく当たり前のこととして皆やってきたことかと思うのですが、やはりそれもどんどんすたれていっっているのでしょうか・・・。
年越しやお正月の習慣、簡略化の一途ですが、復権したいものだなあと思っております。

武信稲荷は小さいながらも由緒ありげなたたずまいですね。一度きちんとお参りしたいものと思っています。いつもは仕事帰りのよれよれの姿で通るので遠慮しています(笑)。

投稿: はたこ | 2008年1月 3日 (木) 12時47分

あけましておめでとうございます。
京都のお正月が伝わってくるような素敵な日記を書いていらして
思わず読み返してみました。
あこがれてしまいます…。

今年も何かと口実をみつけては京都に遊びに行きたいと思います。
おのぼりさんですが、京都旅行記をアップしたときは是非ご笑覧ください。

それでは今年も宜しくお願いいたします。
2008年が好日様にとって素敵な1年になりますように!

投稿: はな | 2008年1月 3日 (木) 15時35分

はたこさんへ
あけましておめでとうございます。

お正月の風習、おっしゃるようにだんだんすたれていってます。昔と違ってお店なんかも休む事も無く、生活が便利になった分、昔の風習が廃れていく様な気がします。
まあ、そんな中でも、日々の季節感を大切にして今年1年をまた楽しんで過ごして行きますので、今年もお付き合い宜しく願います。

投稿: 好日 | 2008年1月 3日 (木) 23時59分

はなさんへ
あけましておめでとうございます。

今年も日々の京都の様子や、京都の美術展の内容等を書いて行きますので宜しくお願いします。

京都に住んでいる者には気付かない、京都の魅力や楽しみ方等、はなさんの「京都旅行記」楽しみにしていますのでぜひまた京都を訪れて下さい。

投稿: 好日 | 2008年1月 4日 (金) 00時05分

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