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2008年2月 3日 (日)

京の「節分」

今日は京都の神社、何処へ行っても「節分祭」。(当たり前ですね!)
それでは、まずは表鬼門の吉田神社から。

Img_4934京大の正門前からズラーッと出店が並び、吉田の辺りは人で一杯。相変わらず「出町のたいやき」には人が並んでる。
吉田神社の境内に入ると、着飾った娘さん達が「福豆」を売っている。
いつも不思議に思うのだが、この節分のとき必ず神社で「抽籤」をやっている。多くの企業が賞品を提供しその抽籤札を売っている。(吉田神社の場合は娘さんが売っている200円の福豆を買うと一枚抽籤券がもらえる。)
昔、神社やお寺でやっていた「富籤」のなごりかなぁ? しかし、いつも買ってるが、今まで当たった事無い!

大鳥居を潜り、石段を上がると左手に本宮がある。
吉田神社はもともとは藤原氏の氏神で、平安京が作られたとき、奈良の春日大社が勧進されたもの。
よって昔は、この吉田山に鹿が放されてたそうだが、今はなく、神鹿の像がおかれている。
節分会には夜から「追儺式(鬼やらい)」と儀式が行われる。これは平安時代からの儀式で、陰陽師祭文を大声で奏じ、疫鬼を追い払う行事。
面白そうだが、夜まで待てないので今日はお参りだけ。家族全員の厄払いと開運を願う。

Img_4943本宮から少し山を登って(登るというほどでもなく、ちょっとした岡ですけどね。)室町時代に始まった吉田神道の中心地である大元宮へ向かう。
途中、「菓祖神社」の側を通る。「菓祖神社」というのはお菓子の神さん。いろんな神さんがあるものだ。これはやはり和菓子の神さんだろうな?

大元宮の神殿はちょっと変わっている。檜皮葺きの建物だが六角形の屋根が乗っている。仏教のお寺では時たまこのような形をしたお堂をみるが、神社では珍しい。

そしてその周りには、全国の八百万の神々が祀ってある。「紀国XX神」とかいうように、旧国名で神々の数を書いた祠がズラーッと並んでいる。ここで拝んでおいたら、全国の神々が願いを聞いてくださるのでしょう?
しかし、八百万の神々も出雲に行ったり、吉田に来たり大変そうだなぁ。

つぎは八坂神社に向かう。確か3時から、祇園の綺麗どころが豆まきをするという案内がきていた。
氷雨模様のなかを東山通りを下がっていく。

Img_4958途中、熊野神社や満足稲荷でも「節分会」をやっていた。通りすがりも縁だから、両社に寄って拝んでいく。熊野神社でも「神籤」をやっていたし、満足稲荷ではおぜんざいのふるまいをやっていた。
社中の方々が参拝の方々の世話をされている。ご苦労様。

なんやかんやと寄り道していたら、八坂さんについたのが3時30分ころになってしまった。

残念ながら、奇麗ところの豆まきは終わったとこだった。

夜は家で「恵方巻」を食べる。今年はちょっと変わった所で「アボガド巻き」。
恵方は南南東。我家の食事をする場所から南南東をみるとそこにはウォホールの「キャンベル缶」の絵が飾ってある。家族揃ってウォホールの絵に向ってアボガド巻きを食べているのもおかしな風景。

Img_4967それから、歳の数だけ豆を包んで裏鬼門のあたる壬生寺へ。

途中の「元祗園社」に寄って、旧札を納めます。

お札を燃やす焚き火にあたりながら、しばらくのあいだ「厄除かぐら」を舞う巫女さんを眺めます。
クルクルクルと忙しそう。

壬生寺では毎年の事ながら厄除の「炮烙(ほうらく)」を納めます。「炮烙」というのは素焼きの30センチ位の皿で、これに家族の歳と性別を書いて納めます。納められた「炮烙」は春の壬生狂言の「炮烙割り」という演目の中で舞台から落され割られます。見事に割れれば厄が払われたとされるのです。
何千枚という炮烙が一斉に割られるのは壮観なものです。

Img_4982これは壬生さんで買って来た「厄除だるま」。

素朴なだるまですが、なかなか愛らしいものです。

鰯を食べたり、豆撒いたり毎年同じ事をしているのですが、やらないとなんか気持ちが落ち着きません。
こうやって寒中、神社に参ったり、決まったものを食べる事で季節の変わり目を感じ、次くる季節を愛おしく思う様になります。

明日は立春です。

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コメント

好日さんは吉田にも壬生さんにも両方行かれるのですね。

好日さんの節分の記事はほんとに充実していますね。TBさせていただきます。

わたしは吉田に行くのは時間があるときだけ(笑)。そのときにはいっしょに須賀神社にも行って、懸想文も必ずもらってきます(笑)。

吉田では、菓祖神社と山蔭神社には必ずお参りします。いつもおいしいものが食べられているので、ありがとうございますって(笑)。

菓祖神社には田道間守が祀られています。黄泉の国から「ときじくのかくのこのみ」を持って帰って来た人。この「ときじくのかくのこのみ」、たぶん、みかんが日本のお菓子のルーツとなっているわけですね。
だから和菓子の神さんなのかもしれませんが、昨今では広く洋菓子も守護してくださっていることでしょう(笑)。

ちなみにカトリックではお菓子やさんの守護聖人は、サントノレ(聖オノレ)です。

投稿: はたこ | 2008年2月 6日 (水) 00時03分

はたこさんへ
我家も吉田さんや廬山寺、八坂神社はオプションで、節分の本命は壬生さんです。やはりあのカンデンデンを聞かなくては年(旧暦で)を越せません。

菓祖神社、来年からはしっかりと拝んどきます。私も感謝しておかなくては!

来週はお稲荷さんの「初午」ですね。
また、お山参りされるんですか?

投稿: 好日 | 2008年2月 6日 (水) 00時46分

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 「月も朧に白魚の、篝もかすむ春の空。冷たい風もほろ酔ひに、心持ちよくうかうかと [続きを読む]

受信: 2008年2月 6日 (水) 00時05分

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