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2008年4月14日 (月)

京都 桜逍遥08(京都府庁)


「 春風は 花のあたりを よぎて吹け 心づからや うつろふと見む」


古今和歌集  藤原好風


Img_5453


下立売新町にある「京都府庁」も桜の名所です。明治36年に建てられたこの建物は、回廊に囲まれたロの字型の中庭が有り、そこに3本の大きな桜の木があります。

生垣に囲まれた真中には円山の桜の孫桜があり、その周りを2本の紅枝垂が囲んでいます。この12日の観桜会には、真中の桜は散っていましたが、周りの紅枝垂は見頃でした。

この建物を設計したのは京都出身の松室重光で、当時の俊英の設計技師でした。この府庁の近くの柳馬場夷川にある「京都ハリスト教会」も彼の作品です。

この府庁は、コリント式の角柱に飾られた正面、上部がアーチ形に型取られた窓、庇の額淵に彫られた彫刻群等、明治時代の雰囲気を色濃く残したルネサンス様式の近代建築です。

この重厚な建物に桜の薄紅色がよく映えてます。

明るい陽の光が差し込む人影もない二階の廊下を歩いていると、コツコツと響く靴音に合わせて、懐かしい気持ちが湧いて来ます。今までの人生の中でこのような重厚な建物の中で長い時間を過ごした事もないのに、なぜか懐かしさがこみ上げて来ます。

通り過ぎる窓の外には満開の紅桜。

古刹の寺や古の神社で観るのとはまた違った気持ちの起こる桜です。


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» 更新501回目!は「京都府庁」 [京都・町家ぐらし]
はっと気付けば、このブログも更新501回目 こりゃびっくり。 もうすぐ丸2年になるんやもんなぁ。皆様、応援してくれてありがとうね。 これからもよろしゅうご贔屓に(*゚∀゚)っ さて、そんなめでたい(めでたいのは私だけ)日の更新は、京都府庁の一般公開にしよう....... [続きを読む]

受信: 2008年4月20日 (日) 00時49分

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