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2008年7月 4日 (金)

建具替え

梅雨があける頃、京都では「建具替え」を行います。

「建具替え」というのは、座敷や表の間の障子を葭戸(よしど)に変えたり、庭に面した縁側に簾(すだれ)を掛けたりして、家の中を風が通りやすくすることです。

Img_3042京都は三方が山に囲まれた盆地の底にあり、夏の油照り、冬の底冷えと生活するには厳しい気候の地です。特に梅雨から盛夏にかけてのじっとしてても汗が滴り落ちる蒸し暑さはたまりません。

そんな夏を少しでも涼しげに生活する為の工夫です。

しかし、エアコンが普及した今日では、葭戸にするとかえって冷気が流れ出てエアコンが効かないという状況になります。
我家でも生活の中心となっている奥の方はさすがに建具替えはしませんが、坪庭までの表の方は「建具替え」を行います。

葭戸に替わった座敷に寝転んでみると、障子以上に微妙な陰翳が生まれ、痩せ太のある葭戸の隙間から流れて来る風は心なし涼しげな感じがします。
家全体がひんやりとした雰囲気を漂わせます。

目や肌で感じる涼感です。

生活の合理性を保つのと、昔からの因習を護るのとなかなか微妙な部分がありますが許す限りそのバランスを保っていきたいと思ってます。

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コメント

 子供の頃はありました。「建具替え」それに畳の上になんか敷いていたように思います。茣蓙じゃなくてもっと堅くてひんやりする敷物を。
 

投稿: ごうやん | 2008年7月 5日 (土) 09時17分

ごうやんさんへ
子供の頃は、我家も畳の上に網代を敷いていましたが今はもうしないですねぇ。飴色に光っていた網代もなつかしいなぁ。

もう一つ懐かしいものに「蚊帳」があります。
寝しなに、ばったんばったん蚊帳の上を蹴りあげて暴れるために、折角湯上がりに塗ってもらったポンポンが汗だくになっていたのを憶い出します。
蚊帳使ってました?

投稿: 好日 | 2008年7月 5日 (土) 20時33分

 使ってましたよ!蚊帳。父親とおばあちゃんが吊ってくれて・・・。幼稚園くらいまででしたけど・・・。「せーのーでっ」ってぱっと入らないといけなかった。懐かしい思い出です。
 もちろんポンポンも塗ってもらっていました。シッカロールっていってましたよ。
 あれは網代というのですね。幼心に好きだったのです。昼寝をするとほっぺたに跡がついたりして・・・(笑)

投稿: ごうやん | 2008年7月 5日 (土) 21時55分

ごうやんさんへ
ついたついた、網代の上で昼寝をするとその跡がつきました! 頰だけでなく胸や首筋なんかにもついて「どんなかっこで寝てるんやろ?」と自分でも不思議でした。

こうやって思い出すと、今は使わなくなったもので夏だけでもなつかしいのがいくつもありますね。
今の子供はどんなものがなつかしい思い出になるのかなぁ?
まさか、クーラーのリモコン。「夜中にタイマーが切れて、眠気眼でリモコン捜すのに往生したは!」なんて言ってないでしょうね???

投稿: 好日 | 2008年7月 5日 (土) 23時50分

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