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2008年7月10日 (木)

祗園祭あれこれ08 「神輿洗」

今年も「神輿洗」の神事が行われた。

Img_6552_2夕刻会社から八坂神社に向かう途中、四条縄手にある目疾地蔵こと仲源寺に寄ると、神輿洗で神輿に振りかけられる「御神水」が置いてあった。

この「御神水」は今日の午前中、四条大橋の上から鴨川の水を汲み上げ、そしてお祓いをして清めたもの。
下に置いてある、ロープの付いた桶を橋の上から鴨川へ降ろし汲み上げ、上の「御用水」と書かれた桶にその清々な水を張っておく。この「御神水」を大榊木で四条大橋に担がれて来る神輿に振りかけ神輿を清める。

目疾地蔵を過ぎ八坂神社に着くと、境内は祭りの前の微妙なざわめきが漂っている。

Img_6562_2夕闇が暮れ泥む頃、御神火から移された火で灯された大松明が八坂神社から四条大橋までの神輿の路を清める。
炎で清め、水で清める。
八坂の神々はきれいずき。

Img_6608大の大人がやっと抱えられる位の太さの大松明を男たちは担ぎながら走り出す。そして四条大橋に着くと橋の真中に高々とたてられ辺りを照らしあげる。街の真中に突然現れる神の火。
周りのネオンもその炎にかすむ様な感じ。

この行事を「道しらべの儀」と呼ぶ。

この「大松明」が八坂神社に戻って来るといよいよ神輿が四条大橋へ向かう。

Img_6631Img_6641八坂神社には、「中御座」、「東御座」、「西御座」と3基の神輿が有るがこの「神輿洗」で四条大橋へ運ばれるのは「中御座神輿」のみ。

神幸祭、還幸祭で中御座神輿を担ぐのは「三若神輿会」だが、この神輿洗で中御座神輿を担ぐのは「四若神輿会」。

よって四若以外の神輿会の関係者は神輿の後ろからお供する。

いつもは神輿の先頭で、音頭をとったり指揮したりしている神輿を後ろから見るのはこの機会しか無い。
神輿の様子がよくわかる。

神輿は、前の部分を担ぐ者達と、真中の胴を支える者達、そして後ろを担ぐ者達の呼吸が合わないと奇麗に担げない。
ただ、力任せに担いでも調子の揃った奇麗な神輿振りにはならない。

やはり、神さんの乗られる神輿、奇麗に担いで待ちわびる人達に喜んでもらいたい。

四条大橋に着くと、神輿を高く差上げて、上下に揺すりながら回していく。そして「御神水」を振りかけ神輿を清める。

Img_6660これで「神輿洗」の神事が終わり、神輿は八坂神社へ戻っていく。

祇園の地らしく、途中花見小路で神輿を迎える舞妓さんの姿があった。

毎年、この神輿洗の日は夕立や雨の日が多く、お供をしていてもずぶぬれになる事が多い。今年は幸いにも天気が良く見物の人達も多く、気持ちのよい「神輿洗」だった。

これで神輿も揃ったし、いよいよ祗園祭が実感できる時となった。

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