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2008年9月14日 (日)

平野神社 「御鎮座祈年祭」

夕方、衣笠付近から西大路通りを下がっていたら、平野神社に万灯籠が飾られているのが見えた。
「名月祭」かなと思って中に入って行くと「御鎮座祈年祭」ということ。
ちょうど明日15日は「仲秋の名月」。どこで眺めようかなと思っていた所に、明日は天気が崩れそうなので平野神社で一日早い名月を見ることにした。

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平野神社は桜の名所として有名だが、その祭神は平安京を平城京から移したおりに平城京に祀られていた神々を勧進したもの。織物や食事や竃の火等の生活に近い神々を祀っている。

しばらく境内の中をブラブラしていると、本殿の中で神事がはじまった。
祝詞の奏上なんかの神事が終わると、神主さんが境内に出て来て参拝の方々を集めて突然、神火の熾し方をレクチャーし始めた。由緒ある神社にもかかわらず、なかなか面白い神社だ。

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火打石の石の打ち方とか、火を移す艾の持ち方、吹き方なんかを丁寧に実演しながら教えてくれた。
しまいには、近くに居る人に試させ出した。
なにごとも興味津々の私はさっそくやらせてもらったが、火打石から火は飛ぶがなかなか艾には移らない。

そうしている間に日も落ち辺りが暗くなってくると舞殿の方で器楽の演奏が始まり出した。

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もともとは「能楽」が予定されていたみたいだが、出演者の都合により急遽洋楽に変わった。

演じられたのはチェロとハープの連奏で、曲目が「トロイメライ」や「アベマリア」などのバロック調の宗教曲。
はじめはちょっと神社ではと思ってしまったが、聞いているうちになじんで来る。

クラシックの落ち着いた旋律が、大きな楠樹の梢や、桜の木々の間をぬうように流れていく。
そして、蒼く沈んで行く空へと広がっていく。

何か大きな力を想う人々の気持ちというのは、古今東西に通じるものがあるのだなぁ。

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そんな事を想いながらふと横を見ると、東の方から仲秋の名月があがってきた。
あ〜、良い月だ。


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コメント

あちこち、モリモリ行かれてますねー。
私は観月って、ご近所の神泉苑しか行ったことがありません。しかも今年は行ってないし。何かついでがないと、なかなか出歩けない不精者です。

投稿: ぽん | 2008年9月28日 (日) 17時08分

ぼんさんへ
神泉苑もやっておられましたね。
21日に神泉苑に行った所、住職さんが「今年は月がもうひとつでした!」と言っておられました。やはり14日が正解でしたね。
会社が座ってる仕事なんで、なるべく休みの日はドンドン歩く事にしています。歳とると足腰すぐ衰えますからね〜
それともうすぐまた運動会ですね!大変そう!

投稿: 好日 | 2008年9月29日 (月) 03時13分

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