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2008年11月23日 (日)

パリ、フィレンツェ、そしてローマへ(ルーヴル美術館:古代オリエント)

今回のルーヴル、じっくり見ようと思っているのは、「古代オリエントの遺物」、「16世紀から18世紀のフランス絵画」そして「イタリア絵画」。
もちろん、「ミロのビーナス」、「サモトラケのニケ」、「フェルメールの画」、「19世紀のフランス絵画」等の名品も見ていきますが、なにぶん膨大なコレクション、しぼらないと時間が足りなくなってしまう。

まずはリシューリュ翼へ

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入ってすぐそこは半地下になったピュジェの中庭。中世から19世紀にいたるフランスを中心とした彫刻が並んでる。
降り注ぐ天井からの光に白い大理石や沈んだ青色のブロンズが輝いている。
ギリシア・ローマの彫刻から更に人間らしく大袈裟な表情の彫刻が空を仰いでいる。

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その奥へ進むと、エジプトの美術品の後、お目当ての「古代オリエント」の美術品が並んでいる部屋に着く。フランスは19世紀から20世紀の初めトルコ、シリア辺りに影響力を持っていたため、この地区に多くの探検隊を派遣し古代の遺跡を発掘した。その出土物を祖国に持って帰りそれをルーヴルに収納した。

それが妥当であったかは別として、こうやって今見られる事は嬉しい事である。

これはアッシリアの「有翼牛の門」。紀元前8世紀のもので、高さは4メートル位ある。

側に寄ると思わず見上げてしまう。この門を潜っていくとあたかもアッシリアの遺跡に居る様な気がする。
この門の間を、メソポタミアの暑い風が取り抜けていたのである。

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ギリシアの彫刻とはまた異なった立体感で彫られており、巻き毛の髭、眼を強調した顔立ち、独特の存在感で見る者を圧倒する。
唯、考えてみればこのような巨大な石の彫刻がすごいと思うのは、あくまでも現在の技術を持ってしても大変な作業なのに、3000年近く前の人が彫ったことがすごいと思う現代人の一種の驕り。
彼らにとっては、この様な作業で神なり畏怖すべき物を表現するのは、しごく当然のことであったのかもしれない。

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これは世界史の教科書なんかに必ず載っている「ハムラビ法典」の石碑。
この下に彫ってある楔形文字はわからないが、こういうものがポツーンと置いてあるのもすごいなぁ。
これが紀元前18世紀作と言われているが、そんな昔私の時代の観念からは想像もつかない。
日本列島なんかまだ猪を追いかけていた時代だろう!

メソポタミアやエジプト、また中国なんかにしても大陸のこの様な歴史の観念は、島国日本の歴史の観念とは桁が違うなぁ!

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