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2008年12月の3件の記事

2008年12月31日 (水)

大晦日 

大晦日、なんやかんやとバタバタした家の用事も済ませ、後は新しい年を迎えるだけになった。押し詰まった10時頃から毎年八坂神社へ向かう。 八坂神社では夕方から「白朮(オケラ)祭」がとりおこなわれている。 オケラ祭というのは大晦日に八坂神社で新しくきりだされる御神火を年が超えるとともに、家に持って帰り、その火を神棚に飾ったり、お雑煮をつくる時の付け火とするお祭りというか京都の昔からの風習。

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同じように、新しい年を八坂神社で迎えようと、多くの人達が西門に集まっている。この頃神社の境内での混雑を避けるため、石段下で入場制限(入社制限かな?)を行っている。そのため多くの人が石段下で待たされる事となる。周りをみわたすと、やはりこの寒空の下、圧倒的に若いカップルが多い。年のあらたまる0時前くらいになると、自然とカウントダウンがはじまる。古式豊かな神社と若い人たちの熱気がなかなか面白い雰囲気。

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これは八坂さんの本殿前の様子。吐く息が白くなるなか、皆さん各自の思いを拝んでいる。私も、家族の安全と健康を願う。しかしいつも同じ事を願っているような気がするなぁ・・・。今年はなにか違った新しい事を願おうとするのだが、急には思い付かない。また、初詣のときにお願いします。

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参拝が終わると、社務所のほうでオケラ火を移す縄をいただく。この縄は竹の繊維で編んだものと言われているが、普通より少し腰が強い様な感じがする。これにオケラ火を移す。

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オケラ火は境内の南側に「白朮(オケラ)火授興所」が設けられ、二基の燈籠に焚かれている。オケラというのは虫ではなく、植物であるが、実際どのような木かは知らない。この燈籠にくべられるのがこの木で造った護摩木のようなもの。この御神火を縄に移して持って帰るのです。

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家に帰る道中(もちろん火を持っているのだから、電車やバスに乗れず歩いて帰る事になります。)この縄をクルクル廻して歩きます。なかなか面白いものです。廻していると消えそうでもなかなか消えません。時たま寒風のなかを、オケラ火のなつかしいような煙の匂いがしてきます。

こうやって持って帰ったオケラ火でお湯を沸かし(ガスコンロにこの火を移すのが難儀ですが)、我家はお茶をいれます。近頃は嫁さんと二人だけですが、冷えきった体をお茶で温めていると、また一年が終わったなという感じがしみじみとします。年は変わっていますが、これで我家の大晦日の行事は終了です。

日が明けると元日です。

今年1年、このブログを訪れていただきありがとうございました。

皆様方のおかげでなんとか続けて来る事ができました。

八坂さんにも皆様の幸せを祈願しておきましたので、きっと良い年となるでしょう。

また、来年も宜しくお願いいたします。

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2008年12月29日 (月)

今年の美術展ベスト5

年末恒例の今年の美術展ベスト5を発表します。

今年も多くの美術展に行きましたが、ブログに書けていない美術展も多くあります。
(終了間際に行って書くタイミングを逸したものや、単に私のズボラから書けてなかったり・・・)

ちょっとルール違反かと思いますが、書けてないのも含んで、見に行った美術展の中から発表します。

Img_kngwarreye_2第五位 「エミリー・ウングワレー展」 大阪国立国際美術館

オーストラリアの先住民族であるアボリジニ出身のエミリー・ウングワレーの描く世界は、モダンであり、素朴であり、刺激的であり、美しかった。

現代の多くの芸術家(またそれを見る者)が持つある種のひ弱さや繊細さを超えた所にある強力な精神的パワーを感じさせられた。

やはり、パワーの在る画というのは魅力的だ。単に美しいだけでなく、新しい力を得ることも、画を見に行くことの楽しみでもある。

Img_modigliani 第四位 「アメデオ・モディリアーニ展」 名古屋市立美術館

この時期もう一つの「モディリアーニ展」が東京の新国立美術館で開催されていたが、展覧会の質としては名古屋の方が良かった。

中学生の頃、京都国立近代美術館で開催された「モディリアーニ展」を見て強烈な印象を受けたのが私の西洋画に対する目覚めとなっており、それだけに「モディリアーニ」に対する思い入れは強い。
モディリアーニの魅力が純粋に伝わってくる作品が揃った美術展。
しかし、あの「召使いの少女」の画は良かったなぁ。

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第三位 「国宝 三井寺展」 大阪市立美術館

あの「黄不動尊」がこんな感じで見られるとは思ってもいなかった。目の前にあるのですよ!よくぞ出品したものである。それにあの見たかった「新羅明神座像」もぐるっとまわって見られたし。眼福、眼福。
これを拝みに行かなければバチが当たる。

ヨーロッパの絵画や彫刻もすごかったが日本も決して負けてませんなぁ。

Img_kyousai1 第二位 「暁斎ー近代へ架ける橋」 京都国立博物館

良かったですね、暁斎! 私の中ではいろんな事を思ったり、思い出したりした美術展でした。本当に考えさせられました。

画家にとっても江戸から明治に移り変わる時代というのは大変な時代だったのですね。

京博のこの特定の画家にしぼった美術展、若冲、雪舟、蕭白、永徳と来て今回の暁斎、そして次は等伯と続きます。いつも考えさせられる内容ですし、また楽しみです。

しかし、常設展が12月中旬から休館(建替え工事のため)となったのは悲しいなぁ。


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第一位 「ボストン美術館 浮世絵名品展」 名古屋ボストン美術館

これはすごかった! 今刷り上がったばかりかと思える状態で次から次へと浮世絵の名品が並んでいた。特に春信の一連の浮世絵と国政の役者絵は浮世絵の美しさ、楽しさを堪能させてくれた。
今年はヴィクトリア・アルバート、ミネアポリスと海外の美術館から多くの浮世絵の名品が里帰りしてきたが、どれもが状態が良いのにびっくり。あらためて口惜しい気がすると同時にどんなもんだい!すばらしいだろうと誇らしげな気になった。(私が何をしたわけではないが・・)

最後に特別賞として一連の京都市美術館で開催された「館蔵 コレクション展」をあげたい。
年に4回ほど開催されるこの美術展、京都画壇の画を愛する者としては、ここに出品される画は心をなごませるし、画を見る楽しみを実感させてくれる。初期の頃と比べると展示の内容や解説も年々良くなっており、2度3度の画も多くなってきたが行くのが楽しみな美術展である。企画される人達に感謝をこめて「特別賞」。
できれば常設にしてもらえたら嬉しいのだが・・・・。

思えば今年は東京で「対決ー巨匠たちの日本美術」「大琳派展」「フェルメール展」「ピカソ展」と魅力的な美術展が開催され、京都在住の者としてはくやしい気がしていたが、こうやって1年を振り返ってみると、関西(名古屋も含んで)でも見応えのある展覧会が開かれていたことが思い返される。

私にとっては今年も良い画や美術品が多く見られた満足の1年でした。 

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2008年12月28日 (日)

ものすごいクリスマスプレゼント

11月の終わりに突然パソコンのHDが飛んでしまった。
パソコンを使っていてちょっと前から離れた間に壊れたらしく、戻ってみるとリスタートの途中で止まっている。

いろいろと再立ち上げを試みるがHDはウンともスンともいわない状況に陥ってしまった。

システムの方は手持ちのHDに乗せ換えなんとか修復したが、(これだけでも3日間程かかった)
さて問題はデータ。

大方のファイルはバックアップを取っていたが、今回ヨーロッパでとった写真は容量が大きかったのでバックアップをとっていなかった。

これは慌てましたね!

HDを復旧するにはものすごい費用がかかることは知ってますし、たとえ復旧しても必ずしも必要なデータはすべて戻ってくるとはかぎりません。

自分でも市販されているHD復旧ソフトを購入していろいろとやってみましたがやはりだめでした。

「もうだめかなぁ・・・」とあきらめかけていたところ、友人からデジカメのSDカードならばデータの復旧ができるかもしれないと連絡をうけました。

幸いなことに、SDカードはパソコンにダウンロードした後、消去しましたがまだ上書きはしていません。

また、友人の友人が復旧したことがあり、ソフトも持っているからやってあげるとの申し出を受けました。
「地獄に仏」とはこのことです。

そこでSDカードを送りましてこの1週間じーっと待ってました、
SDカードはクリスマスの日にもどって来、一緒に送られてきたDVDに写真は見事復旧しました。
ありがとうございました!
感謝!感謝!です。ものすごいクリスマスプレゼントでした。

これからはちゃんとバックアップを取ります。




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