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2009年3月の2件の記事

2009年3月29日 (日)

京都 桜逍遥2009(出水の枝垂桜)

「春ごとに 花のさかりは ありなめど
            あひ見むことは 命なりけり」
                  古今和歌集 読人知らず

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桜の花、特に一本桜に咲き誇る花を観ていると、『うーん、頑張っているなー』という気になります。

桜に取って見れば、根付いた場所は自分が好んで芽吹いた土地ではなく、風や鳥等に運ばれたり、また人の手に寄って植えられたりしたものであって、
場所に寄っては山肌の崖の途中であったり、他の大木や建物の陰であったりするのです。

そんな状況でも、毎年春になれば、その境遇をものともせず、己の存在を指し示すがのように、その美しい花を広げ、そして惜しげも無く散って行く桜を観ていると

己の身と比較する訳ではないですが、『頑張れよ! こちらも頑張るから』という気になります。

なにか親しい友かのような気持ちが湧いて来ます。

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これは、御所の南の部分に咲く「出水の枝垂桜」です。
近衛の糸桜とは異なり、一本桜です。
その華麗な姿から多くの人達を惹き付けていますが、はんなりした姿とは裏腹に側に寄ってみると、その枝振りは芯の強そうな感じがします。

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2009年3月28日 (土)

京都 桜逍遥2009(近衛の糸桜)

「たれこめて 春のゆくへも 知らぬ間に 
                                                   待ちにし桜も 移ろひにけり」
                                                      古今和歌集 藤原因香

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1月の中頃から、身辺色々と繁忙の日々が続き、長い間お休みしましたが、再び書きだします。

まずは、例年通り「桜逍遥」から始めます。

これはこのシリーズでおなじみの、京都御所の「近衛の糸桜」です。
「三日見ぬ間の桜かな」と言いますが、3月の中頃にちらほら咲き出し、その後花冷えの日々が続きちょっと油断している間に満開となりました。

見事に咲いています。
今年は、先程にも書きましたように、咲き始めてすぐ1週間程続けて冬に戻ったかのような寒い日が続いたため、一度開いた花もその場で凍り付いた様な状態となり、その後暖かさが戻り再び咲き出した花と一緒になり、例年以上に華やかに咲いています。

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毎年、この桜と再会する事が愉しみなのですが、思えば、花は毎年散って行くので、一度出逢った花とは二度とは巡り会わないのです。
毎年観ているのですが、言ってみれば、今年の花とは「一期一会」の出会いなのです。

私自身も日々変化している訳ですから、同じ状況で同じ花と出逢う事は、二度とは無いのです。

そう思うと、一輪々の桜の薄紅色の花が一層愛おしく感じられます。

そんな気持ちで今年も京都の桜を追いかけて行きます。

4月末まで続く桜の季節、今年も宜しくお願いします。

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