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2009年4月10日 (金)

京都 桜逍遥2009(桜守 佐野藤右衛門邸)

「春霞  なにかくすらん さくら花
           散る間を誰にも 見るべきものを」
              古今和歌集 読み人知らず

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北嵯峨の広沢池から山越に抜ける道の途中に見事な枝垂桜が見えて来る。
この頃、この道を通る車は皆スピードを緩め、暫し桜に見とれる。時には路肩に車を止め桜に見とれる。

そこが日本の桜守と言われる「佐野藤右衛門邸」。
満開となるこの時期には、庭は開かれて多くの人達が訪れ、夜には篝火が焚かれライトアップもされるそうです。

その庭には、日本各地から色々な種類の桜が集められており、あたかも桜の木々が集う楽園のようです。

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「桜の国に生まれた幸せをもっと大切にしたい」という藤右衛門さんの言葉は、長年桜を見守って来られた方の言葉として重みのあるものだと思います。

古代には、春の神を呼ぶものとして崇められた桜、中世には己の姿や心情を写すものとしての桜、近世には倭心を表すもととしての桜、明治からは国家の象徴としての桜、戦後は古を懐かしむものとしての桜、と時代々によって桜の意味は変わって来ましたが、桜を見て心苦しいまでに美しいと感じる心の襞は延々と受け継がれて来ました。

その気持ちを浮かび上がらせるように春になると桜はその花を咲かせます。

ふと見上げると、円山の子桜といわれる枝垂桜に朧月がかかっていました。
桜を見守り、育ててくださる佐野さんに感謝!


*過去の「桜逍遥」はこちらからどうぞ。

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