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2009年12月 5日 (土)

アムステルダム、ベルギーそしてパリへ(クローラー・ミュラー美術館)

やっと着いた「クローラー・ミューラー美術館」。
入口の門から眺めるとこのような感じです。

Th_kollerm0

緑の芝生が広がる奥に、森に囲まれてひっそりと建ってます。
さっそく中へ入っていきます。
芝生上に展示されている「Jack氏」に軽く挨拶をして。

Th_kollerm2

玄関までのプロムナードにもいくつかの現代的なオブジェがありますが、それらがこの美術館の環境に違和感なく溶け込んでいることに驚かされます。

Th_kollerm3

大きなガラスのドアを通り、ひっそりとした玄関にはいり小荷物を預けて最初の展示室に入ると、そこにはジャコメッティの彫刻がありました。

Th_kollerm5

ジャコメティの彫刻のすごさというのは、その削りの鋭さです。そぎ落としてかつまたそぎ落として、究極まで削り抜いた結果に生まれた強さみたいなものを感じます。

日本の美術でも、水墨画やちゃわんなんかに共通する美があると思います。
異様なまでに大胆に削り取られたフォルムの中に絶対に折れない作家の精神見たいなものを見せつけられます。

それからしばらくは彫刻や現代オブジェが続きます。

Th_kollerm4_3

これはマリノマリーニの「馬と騎手」
知らない作家なんですが、なんとなくイタリアの近代系の美術館で同じように馬とそれに乗る人の彫刻を見たような気がします。

この作品を見ても、やはりデフォルトされたフォルムの中に、無駄な部分、無駄な形状を削ぎ落したような感じがします。

「削ぎ落とす」という行為は、このような彫刻やものを作る行為において重要な要素だと思います。

Th_kollerm6

これは誰の作品か記録し忘れましたが、綺麗な作品でした。
薄い色合いのグラデーションが折り重なり、形づけられているアルファベットの意味はわかりませんが、なんかふわふわした軽やかな感じがします。

この美術館はへレーヌ・ミューラーという女性の個人的なコレクションが基礎となり、彼女の死後も彼女の意思を継いで、常に新しい時代を切り開いていった美術品をそのコレクションに増やしています。

今から考えると、ある時代においては、ゴッホも非常にアバンギャルトな作家であったのかもしれません。

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