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2010年3月27日 (土)

京都 桜逍遥2010(醍醐寺 霊宝館)

「見てのみや 人にかたらむ さくら花
               てごとにをりて いへづとにせむ」

                   古今和歌集  素性法師

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太閤花見で有名な醍醐寺の枝垂桜が満開になりました。

数ある醍醐の有名な枝垂桜のなかで、やはり最もすばらしいのがこの神宝館横にある枝垂桜です。

高さはそんなに高くなく10メートル位ですが、よこへの枝ぶりがすごい。約25メートル位はあるでしょう。上の写真はその北半分です。同じヴォリュームが南半分に広がります。

その枝を覆う雲のように少しピンクがかった花が広がっていきます。

毎年、この桜を観に来るのですが、観る度にその圧倒的なヴォリューム感、そして神々しいまでに広がる花達に、ゾクゾクするような感動を味わいます。

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このような素晴らしい風景を太閤さんも味わったのかというと、実際はそうでは無かったようです。

今の醍醐寺の桜は、この桜や「土牛の桜」として有名な枝垂系の桜とこれから満開を迎えるソメイヨシノ系が中心ですが、これらの桜は江戸時代に品種改良によってうまれたもので、太閤さんのころに醍醐にさいていた花は主として山桜系だったと思えます。

山桜系は花も小さく、それほど多くの花を付けないので今ほどすごさはなかったと言われてます。

でも太閤花見のために全国各地から桜の名木を集め、それ以降、醍醐が花見の名所となったとも伝わっていますから、真実はわかりません。

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この枝垂桜の周りにも、幾本かの枝垂桜があります。

この枝垂桜の側にいなければ十分に名桜と呼ばれるべき桜なんですが、なにぶん場所が悪い。
どうしても見劣りしてしまいます。


桜に罪は有りませんが、見る者の都合でつい見比べてしまいます。
それでも健気に今年も立派に咲いていました。

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