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2010年4月14日 (水)

京都 桜逍遥2010(番外編 信楽 畑のしだれ桜)

  「いつまでか 野辺に心の あくがれむ
                花し散らずは 千世もへぬべし」

                     古今和歌集


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いつも楽しませていただいている、信楽 秀山さんに教えていただいた「畑のしだれ桜」に行ってきました。

信楽というと陶器の街として有名ですが、この時期はいたるところに見ごたえのある桜が咲いています。

実際この「畑のしだれ桜」へ行くまで、信楽の中心地から少し距離があるのですが、桜を愛いる者としては、少し行っては車を止め眺めるということを繰り返す結果となり、「畑のしだれ桜」に着くまで小1時間近くかかってしまいました。

そんな訳で、「畑のしだれ桜」に着いたのは、空にはまだ明るさが残っているが、山間の谷間の底は薄暗さが広がって行く頃でした。

茶畑が広がる丘の上に立つ、薄紅色の小さな花をつけた立派な枝垂桜です。

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案内板によると、この桜の由来には、平家の落人が都をしのぶためにこの地に植えたとする説や、信長がこの地にあったお寺を焼き討ちし、そのお寺が再建されたときに植えられたとする説や、家康が京への往来時にこの地で休み、この桜を植えたという説などがあり、いずれにせよ樹齢は400年を越えていると思われます。

たしかに幹についた苔の模様や、大きく広げられた枝ぶりにそれだけの年月を過ごしてきた風格のようなものを感じます。

その風格は、長い時間を変わることなくこの里に育ち、そしてこの里を見守ってきた桜自身の歴史でもあるのです。

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だんだん冷え込んでくる谷間で、しばらくこの桜の下で眺めていると、不思議な力を感じます。

この桜は、根元のところで大きく二股に分かれています。

それはあたかも春を迎えた大地が、気持ちよさそうに大きく伸びをしているかの様子に感じられます。

このような大地の喜びを表すような力は、ちょっと京都の桜には見られない力です。
この桜を媒介にして伝わってくる自然の力です。

春を迎える喜びの力です。これがこの桜の魅力なんですね!

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コメント

好日さん、こんにちわ。happy01

最高の見頃の時に畑のしだれ桜を見に行かれたみたいですね。
画像からその素晴らしさが伝わってきます。sign03

また来年は防寒着を用意してぜひ夜のライトアップされた
妖しいまでの凄みのある畑の枝垂桜を見に来て下さいね。confidentshineshineshinecherryblossom

投稿: 紫香楽 秀山 | 2010年4月20日 (火) 05時57分

秀山さんへ

素晴らしい桜をご紹介いただきありがとうございました。

ちょうど着いたときは、観にこられている方は誰もいず、おかげで堪能することができました。

その結果、つい見とれて、秀山さんの写真で見せていただいた下の道から茶畑越しの写真を撮り忘れてしまいました。来年はこのカットに挑戦します!

投稿: 好日 | 2010年4月20日 (火) 19時57分

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