カテゴリー「行った店、食べた料理」の23件の記事

2008年10月 1日 (水)

昼すぎて岡崎辺りで食事というと 「十両」

岡崎辺りの美術館を巡っているとついつい時間を忘れてしまう。
さて、お腹がへったなと思い出す頃には、もうすでにオ・タン・ペルデュのランチタイムは過ぎてるし、近代美術館のカフェは何時も一杯だし、細見美術館のカフェも結婚式の準備のため昼から休業てな具合になってしまう。
そこでいつもの「十両」へ。
疏水端を熊野に向かって歩いて行く。

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熊野(東大路丸太町)にある「十両」は魚を中心とした定食屋さん。

秋になり、魚も種類が増え油ものりだしおいしくなってきた。
今日選んだのは「カワハギの薄造り」。

カワハギは秋になると肝が大きくなり、あっさりとした白身とこってりとしたオレンジ色の肝がなんともいえない組み合わせとなる。
ひょっとしたらフグよりもおいしいかもしれない。
あのひょうきんな顔付からは思い付かない程美味。

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お箸を広げられた薄造りのなかへズズィーッと突っ込んで3〜4片位をつかみ取り、ポン酢のたれをつけて一口に。ニチャニチャという感触からやがてかすかな上品な甘味が口の中にひろがる。
うーん、おいしい。

次は、端の先に肝をのせて、上から酢橘をしぼりゆっくりと口の中へ。
肝独特のネトーッと感から、少し苦味を感じながらも口の中に海の匂いみたいなものが広がる。
おもわず顔がほころんでいく。
ちょっと分けてあげた嫁さんもニヤーッと笑ってる。

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これは嫁さんの頼んだ「よかわのお造り」

これもちょっと分けてもらったがおいしかった。

この「十両」、どの料理を選んでもはずれがない。ボリュームも十分。歩き疲れた遅めの昼食には最適。
今日の炊き込み御飯は「さつまいも」の御飯。
これもサツマイモの自然な甘味がおいしかった。秋らしい感じの御飯。

なんの派手な飾りも、おしゃれさも無いお店だが、味だけが勝負という感じでお客を集めている。
大分人気が出て来ているが、昔ながらの満足感は変わらない。
今日も満足!満足!


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2008年8月 4日 (月)

「鴨川の床(ゆか)」 もち料理 きた村 

京都の夏の風物詩の一つに鴨川の「床(ゆか)」がある。

この「床」、写真やまわりから見ていると涼しげな感じがするが、実際はそうでもない。
風が吹いているときはなるほど涼しいが、常に風が吹いている訳でもなく、風が止むと団扇や扇子でパタパタあおがなくてはならない。
クーラーの効いた部屋の中で食事するほうがよっぽど快適だが、この人工の快適さを捨てて自然のいとなみを感じながら食べるのが風情があって面白い。

この日行ったのは、木屋町仏光寺にある「もち料理 きた村」さん。
おもちと懐石をうまくとりあわせた料理をだすことで人気のある店。
お休みの所を特別に開けていただいたということで、「床」は貸し切りの状態。

まず出て来たものは「おもちゃ箱」。このお店の名物料理。

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2段重ねの箱の中に向付けが何種類もはいっている。
鱧寿司もあるし、茄子と鰊のたいたんもあるし、どれから箸をつけるのか迷ってしまう。

女の人には好まれそうな料理だが、ビールを飲みながら次の料理を選んでいくのはまた愉しみ。
なかなか工夫がきいている。ついついビールがすすんでしまう。

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次もここの名物である「お餅のたらこソース漬け」。

たらこの赤いソースの中におもちが沈んでいる。ちぎった餅とちょっとピリ辛のソースがよくあう。
でもこのソースなかなか手がこんでいるらしい。おかみさんによると卵の黄身やいろんなものがまざっているらしい。
お餅とたらこって案外合いますね。

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お刺身はもちろん鱧の落し。でも今年の鱧はそんなにおいしくないぞ。まだまだなんか水っぽい。
このへんで風が止んで来た。パタパタと団扇を使わなくてはならなくなったし、お酒を受ける杯も持たなくてはならないし、話にものっていかなくてはならないし、写真も撮らなくては、忙しくなって来た。
(嫁さんと一緒に行った以外で、初めて料理の写真を撮りました。)

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お吸い物は、大和芋の出汁に海老とお餅とお蕎麦がはいったもの。
このお餅、赤米か黒米をついたものでちょっと変わっている。普通のお餅より粘り気がちょっと少ない様な感じ。その分お吸い物の種としてはよくあっている。

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揚げ物はお肉の天ぷら風と唐がらしのあげたん。
お肉も柔らかいし、そんなに脂っこくは感じない。
だんだんお酒も進み、暫しの休息と床の欄干にもたれて下の河原を眺めて見る。
暗くなった堤防にぽつんぽつんと若い二人連れが座っている。うまいこと場所を取るもんである。
遠からず近からず、絶妙の間ですね。

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氷物は、ジュレのなかに海胆やおくらがのったもの。さっぱりとしておりほのかに海胆の香りが広がって来る。このごろ和食の懐石なんかでもこのジュレを使った料理がよくでてくる。
あんがい和風の感じに合う味だなぁ。

そして締めは梅茶漬け。ぶぶあられの香ばしさがいいですね。

でも「きた村」さん料理の量が多いですね。若い人に人気があるのがわかる様な気がする。
新しい形の和風創作料理というんですかね。
一品一品個性があって、看板の餅が適当に散らばってアクセントとなっている。

大分遅くなって来て、廻りの床からも時々嬌声が聞こえて来る。この頃になってまた風が吹き出した。
さすがに川べりだけあって、風が吹くと涼しい。おいしい料理と涼しげな風情。夏の京都の醍醐味ですね。

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2008年7月20日 (日)

「越畑の蕎麦」 越畑フレンドパークまつばら

余りの暑さに耐えかねて、いつもの友人とちょっと山の方まで避暑に出かける事にした。
といっても、おおげさなことではなく「越畑」まで涼みがてらに蕎麦を食べに行っただけ。

「越畑」というのは京都から見ると愛宕山の山向う。行くルートとしては清滝から保津峡の山沿いの道を行き、水尾を越えていくか、一度亀岡に出て、そこから山を越えていくかである。
それでも、この越畑の住所は「京都市右京区嵯峨越畑」。市町村合併もここまでやるとやり過ぎの感がある。

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亀岡を過ぎてから山に向かい、車の離合が難しい位の細い山道を30分程走ると、山の中腹に開けた土地と集落が見えて来る。ここが越畑。
この村の村おこしとして作られたのが「越畑フレンドパーク」。そこで打つ蕎麦がおいしいということで行き始めたのが3〜4年前くらいかなぁ。

それ以降、時々おじやましている。

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蕎麦の事はあまり良く知らないが、以前一緒に行ったマニアに聞いた話だと(蕎麦にはこのようなマニアが居るのですね・・・・)

蕎麦粉はこの地区で穫れた蕎麦を主としているらしいが、最近は北海道とか信州も混ぜているそうな。
しかし、十割蕎麦で一番粉(臼で引いて最初に出て来る粉)を使っているらしく、白っぽい蕎麦。
更科系というのかな?

口に含むと、蕎麦の香りがプーンとするような蕎麦ではないが、コシは強く、細手なのが特徴。
ツルツルと喉を通る。冷やっこい蕎麦が喉をとおると、お腹の中がスーッと冷やされる感じがする。
なんか静謐な感じのする蕎麦で、おいしい。

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出汁はそんなに特徴が無いが、あえて言えばちょっと醤油がきつめかな。
でも、この蕎麦にはよく合っている。願わくば山葵が本山葵だったら・・・。

店の前には蕎麦畑が広がり白いそばの花が咲いていた。のんびりとした風景。
奥には山に向かう斜面に棚田がひろがっている。

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また、店の横には葡萄の棚があり、そこにはまだ小さな葡萄の実が広がった葉っぱの陰から顔を見せている。

店の側の陰になったベンチにぼんやり座りポケーッとしていると、目の前の日向にさす日の光は厳しいが、時たま吹いて来る山間の涼しい風が心を和ませる。

癒されるなぁ・・・。


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2008年6月14日 (土)

鯖寿司そして鮎寿司

夕方から祇園の方で用が有り出かけていた。用が終わってからお腹がへったので嫁さんを誘い祇園石段下の「いづ重」さんへ鯖寿司を食べに行った。

Img_6391鯖寿司、昨年来家で何度か作ってみてわかったことだが、季節とか鯖の大きさによって、酢の配合が異なるということ。春夏にはやはり酢が強い方がおいしいし、秋冬にはすこし酢が弱い感じがよい。

また、人によって好みが違う。我家でも嫁さんは酢のあまり利いていないのを好むし、私は酢のしっかり利いたほうを好む。

要するに、京都の人は一人々が鯖寿司に関しては一家言持っているということ。各自、自分の好みの鯖寿司を持っている。(よって一般に言われている有名店のは最大公約数的においしいということ)

しかし、私はここ「いづ重」さんの鯖寿司は気に入っている。四条切通しにある超有名店や京都の北の峠の名前のついた店のよりも、こちらの方が好み。(といっても、いっしょに食べ比べた事はないですけど・・・)

さて、今日の味はと・・・。これは嫁さん好みの味ですね!私にはちょっと鯖の酢が足りなかった。

ここ「いづ重」さんでは夏に鮎鮨をつくっている。

Img_6385ここの鮎寿司はね、開いた鮎を炙って寿司飯を包んだもの。
三つに切られたのを蓼酢で食べる。もちろん頭もバリバリ食べるんですよ。
焦げた皮もなかなかの味です。一匹なんかすぐに終わります。

ここで、これを食べると夏がきたなぁと何となく思います。

京都の夏というと「鱧」が有名ですが、長年の経験から言って、6月・7月の鱧はそんなに美味しくないです。まだ小さいというか、水っぽいというか、まだそんなに食べようとは思いません。
8月・9月のほうがよっぽどおいしい。京都で食べる鱧は大文字のころがベストだと思います。
(食べてる場所が悪いと言われればそれまでですが・・・)

よって鱧をたべても、そんなに夏が来たとは思いません。
それよか、この鮎寿司のほうが夏を感じます。

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2008年1月20日 (日)

寒いときは京みそ鍋 「十両」

この時期の京都、空がちょっと怪しいなあと思えば、すぐに時雨て来る。
京都会館あたりに居て、時雨れて来たのであわてて「十両」へ飛び込んだ。

Img_4888かじかんだ体を温めるため、頼んだお昼は「京みそ鍋」。

白味噌ベースの鍋に、鰤のアラと京野菜と湯葉がどっさりはいっている。
この季節の「十両」での定番。

白味噌仕立ての鍋や椀物はいろいろあるが、ここのは魚のアラがはいっている点でちょっと変わっている。
でも、白味噌と湯葉というのはなかなか魅力的な組み合わせ。

Img_4896野菜は地の物がいろいろはいってる。

堀川牛蒡に小蕪、頭芋、水菜など。どれもがとろとろ寸前まで煮られている。

ひとつひとつがほっくりとしており、口の中でホッホッところがしてじわっ〜とひろがる白味噌の甘味と野菜の甘味を味わう。

寒い外から入って来て、こういう風にこの熱々の鍋を食べると、ほんとに体がホカホカしてくる。

白味噌に魚のアラまで入れて煮立てると、しつこくなりそうな感じがするが、ここのはあっさりしている。
白味噌の甘味もおさえられており、薄味になっている。
そのため、野菜本来の持つ甘味というか旨味が引き立って来る。

定食の御飯は白豆の混ぜ御飯。
京都の冬らしい定食だ。

Img_4887これは「棒ダラの定食」。

「棒ダラ」と言うのは、一度干しカチンコチンになったタラを水に浸して戻し、柔らかくなったのを酒や味醂などで甘く焚いた料理。

円山公園にある「いもぼう」さんの、海老芋とこの棒ダラを焚いた料理が有名ですが、京都の人達は正月のお節なんかに家でもよく焚く。ポピュラーな料理。

固い棒タラをここまできっちりと戻すのは大変な手間がかかる。(この頃は戻したのも売ってますが・・)
戻す手間を省けば、棒ダラは生臭くなったりしておいしくない。見かけからはわからないが、大層な手間がかかっている。

ここのは、そんなに甘辛くもなく上品。食べるとちょっと正月に戻った気分。
タラのさくさくとした口触りと出汁のコクがいい。
焚き合わせの野菜、付け合わせの白豆の炊いたんや数の子の粕漬けもまた美味。

この日も、隣の席では雑誌の取材をやっていた。この店も人気が出たもんだ。
しかし、おねえちゃんは相変わらずようしゃべるし、店も気さくな感じは変わらない。
このままでがんばってや!

 「十両」 
  京都市左京区東大路丸太町西入ル上ル
  (熊野神社一筋西を上る、向かいに同じ名前のレストランがあるが割烹の方)
  075−771−1170

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2007年8月 1日 (水)

「岩さき」

祇園祭もひとくぎりつき、ちょっと落ち着いた所で食事でもと、最近近所で噂になっている割烹「岩さき」へ嫁さんと行って来た。

今年の春前にできたこの店は、御池釜座を少し上がった東側のビルの一階にある。
はいってみると、カウンターが6席と奥に座敷風に4席ほど。こじんまりとしたお店。

初めて行くお店は緊張する。期待半分、心配半分。でもこの店、はいった途端なにかほっこりした気分になる。おかみさんがにこっと笑って迎えてくれる。それだけで気分がほぐれる。

Img_3334まずは食前酒がでてきて、それを味わっていると、運ばれてきた向付けは酢のものから。

最初から「酢の物」がくるとは予想をしていなかったので、ちょっとあたふた。

「酢の物」といっても、トリガイとサーモン、白キクラゲに酢味のジェレがかかったもの。そこに茗荷等の香味がのせてある。ジェレを絡ませながら食べていく。
はじめ食べ出すと、ちょっと酢の味が薄いかなぁという感じがするが、食べ進むとしっかりとした味になって来る。

ジェレが食べ始めはすこし固まっているが、時間が経つと適度な柔らかさになり、絡みが良くなる。
なかなか考えてある料理である。はじめは食前酒として飲む日本酒に押されるが、食べ進むにつれ味が主張して来る。

食べ終わると器の底にジェレが残る。これをすくって食べてみるとそうとう酢が効いている。それも京都の酢の味ではない。食べ始めに女将さんから説明があったが土佐酢。京都の酢と比べると味に力強さがある。このようなジェレにするのは、やはりこのようなはっきりした酢の方がよいのだろう。

暑い中を歩いて来た身にさっぱり感が広がる。
それとこの器、底に金魚が二匹描かれており、食べ終わると覗いて来る。なかなか面白い器。

Img_3339二品目は「お吸い物」。椀種は炙った穴子。

「穴子」は脂ものり、香ばしさも残っておりいい感じ。

ただ出汁に穴子の味が移り、ちょっと魚系の味が強い。昆布と鰹のハーモニーが昆布、鰹、穴子という感じになっている。なかなか難しいものである。

でもさっぱりとして、上品な感じ。

このような懐石の中で、「お椀」は難しいと思う。通の人は「お椀」を食べれば料理がわかると言うが、前後の料理によってその味も変わるし、「お椀」だけが目立っても仕方が無い。
これだけは家ではなかなか出せない味である。


Img_3341お造りは、グジとマグロ。

ここのお造りは珍しく始めからかけ醤油がかかっている。これをかき混ぜて食べて行く。このようなお造りの食べ方は初めて。これもさっぱりとしたかけ醤油で目先が変わっている分楽しめる。

また、この器の色がいい。きれいな藍が出ている。この料理とよくあっている。器も料理の一部。

奥さん曰く、長年店を持つ時のため集めて来られたらしい。どれも上品で、かつ目につくところがある器が続く。

Img_3343ここで出されれたのが「稲庭うどん」。

これには驚かされた。この料理の流れでここでおうどんがでてくるなんて思っても居なかった。

しかし、細身のおうどんにはちょっと濃いめの出汁がはってあり、薬味に載っているおろし生姜と葱がアクセントになってするっと食べられる。はじめ感じた違和感は食べるとすぐに解消。おいしい。

5月に四国へ讃岐うどんを食べにいって、「ぶっかけ」といううどんの食べ方にちょっとはまっているが、京料理でぶっかけするとこのようになるという見本みたいなもの。これは収穫。

Img_3346揚げ物は胡麻豆腐と海老のあられ揚げにあんがかかったもの。

胡麻豆腐はお寺系の胡麻豆腐と料理屋さん系の胡麻豆腐と2種類あるようにおもう。お寺系は胡麻の風味も強く「胡麻」を強調した様な感じ、料理屋さん系のは反対に、はんなりとしたなかに胡麻の風味がするというかんじでなめらかさと舌触りに気を使った様な感じがする。この近所のお寺さんにも「胡麻豆腐」のおいしいところがある。

ここのは、料理屋さん系だが、このかかっているあんがいい。ほのかにあったかいなかに、甘さがしのばせてあってそれがこの「胡麻豆腐」と山葵によくあっている。またそのあんが海老にもよくあっている。なかなかいいマッチングである。

このあと御飯になるが、ここはお客さん毎に土鍋で炊いている。お米はご主人の実家が丹波で作られたもの。御飯を土鍋で炊くのは、「なかひがし」で有名になり、このごろいろんな料理屋さんでやっている。
はやりですね。

ごはんは一粒々がピカピカに光っておいしい。おかわりすると「お焦げもいれましょか?」ということだったのですが、ちょっとお焦げの焦げ方が薄過ぎた。これは残念。次回に期待しよう。

あとは水物でフルーツ。

料理をいただきながら、奥さんといろいろしゃべっていると近所の店だけに、三条商店街の話とか、とかく地元の話になってくる。なかなかこんな感じでこのような料理を食べられる所は無い。
料理もすばらしいし、気さくだし、またまたいい店を見つけてしまった。ものすごく得した気分。

帰りしな、ご主人が出て来られて挨拶されたが、京都の有名な店で修業してこられた方だけあり、しっかりとしたまじめそうな方。料理もご主人の性格が現れているようで手をかけてていねつくられておいしい。

これから何回もきそうな予感がする。でもこの店人気がでそう。

*「岩さき」  
 京都市中京区釜座通御池上がる
 TEL : 075-212-7800

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2007年6月30日 (土)

6月の「べー レギューム ア ターブル」

春からちょっとご無沙汰していたが、暑くなって来たこの時期、ここの冷たいスープが味わいたくなってランチは「べ–」で。
フロアーの女の子が、足をくじいたらしくシェフ自らフロアーに出ている。目鼻立ちのはっきりした「イケ面」だが、ちょっとお痩せになったのかなぁ?(笑)  しばらくのご無沙汰をを詫びて、さて食事。

Img_2896思っていた通りスープは「グリーンアスパラガスの冷製スープ」。

ここのスープは色がきれい。素材の色を素直に表している。真ん中のジェレと白いクリームがアクセント。

ちょっとジャガイモのスープのような食感だが、冷たい感じが口に気持ちが良い。アスパラのちょっと白っぽい味(?)が微妙に口に広がる。
口の中でグチュとつぶすと、ジェレの味がまたアクセント。
ここのスープはいつも色なり、味なり、食感なり何らかの食べる楽しみが有る。

Img_2909メインは「大山鶏胸肉のパブール ヨーグルトのドレッシング グミンの香り」

パブールというとかっこいいが、要するに「蒸し鶏」。しかしその蒸し加減が絶品。蒸しすぎると胸肉だけにカスカスな感じになるが、これはそのちょっと前の状態。そういって生に近い状態ではなく、しっとり感と生に近い柔らかさが同居した感じ。

ここの料理の特徴で、上に色々な野菜がのっている。それにヨーグルト風味のドレッシング。そのちょっと酸味(バルサミコやレモンとはまたちょっと異なった酸っぱさ)の味が鶏によく合う。またレッドペッパーがアクセントになっている。

しかし「グミン」の香りとあったが、これはあまりわからなかった。
まず「グミン」というのを食べた事無いし、初めて聞くハーブ(だろう?)。

Img_2901こちらは、嫁さんが選んだ「鮮魚のポワレ 新里芋のローストパセリ風味 アサリのドレッシング」。

魚は鱸。新里芋とホタテがローストして付け合わされている。里芋の焦げ目のぶぶんが美味しそう。

しかし、贅沢なドレッシング。小さなアサリがコロコロはいっている。嫁さん曰く「海の香りがするドレッシング」。これは「べ–」でも初めて見た。

横目であっちも美味しそう!!!!

Img_2917デザートは「プリン」と「シフォンケーキ」、「チョコレートケーキ」、「ナッツ入りのアイスクリーム」。

ここのチョコレーチケーキ、濃厚で大人の味。もう一切れ食べたくなる。
ナッツ入りのアイスクリームもナッツのカリカリ感が残っており、私は好み。

おしまいに、エスップレソを飲んで、満足満足。
いつも裏切られる事の無い料理。

全体的に、あっさりとした感じが残るが、この暑くなって来た季節には最適。
家の近くにこのような気軽に行けるおいしい店が有る事を感謝。

B Legumes a table (ベー レギューム ア ターブル)
京都市中京区四条油小路上ル3軒目559-1
☎075− 213―5563

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2007年4月30日 (月)

「龍圃小吃館」の小龍包

大阪市立美術館へ行った時は、たいてい阿倍野近鉄HOOP館地下1階にある「龍圃小吃館」で食事する。

Img_1674この店は大阪の食べる事が好きな友人から教えてもらった。
ランチメニューなんかも多く有り、それに夕方4時までランチタイムが続くので、美術館で遅くなった場合など重宝する。

この店、表のウィンドウから調理場が見える。そこでいつも料理してるのが「刀削麺(けずり麺)」。
TVなんかで削っているのを見た事があるが、実際にやっているのを見たのはここだけ。
うまいもんである。ちょっと大きめの瓜のような塊を持って、小さな鎌みたいな包丁でちょっと離れた場所から削り飛ばしてお湯の中に入れる。
見ていてあきない。
料理人さんも見られている事を意識しながらも、眼を合わさずモクモクと削って行く。

Img_1672席に案内されて、この日に注文したのは刀削麺の料理人さんに敬意をはらって「ジャージャー麺(炸醤麺)」と「小龍包」。
ここの「黒酢酢豚」はおいしいのだが、ちょっと疲れていたので今日は軽め。

刀削麺はちょっと太めで平べったく、短い。日本の太めのうどんくらいかな。しかし、もちもち感としこしこ感が同居している様な感じでおいしい。
肉味噌がからみやすく、味噌のぴりぴりした辛さと良く合う。

Img_1671続いて「小龍包」。
ここの小龍包は、日本では特上の部類。肉汁は生姜効いていて口の中にビャーッとひろがるし、皮もモチモチしているし、おいしい。

台北の「鼎泰豊」と比べると、ちょっと皮が厚いのと、豚の味が違う。もう少し濃くがあった。
しかし、京都の高島屋で食べるより、本場にちかい。

満足、満足。しかし、これだけの料理で1000円までとは安い。さすが食い倒れの大阪である。

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2007年4月16日 (月)

知らないパンが増えてるぞ(ル・プチメック)

西陣付近の桜を見た後、お昼は「ル・プチメック」へ行った。営業日が金〜日曜日のみになってから、お昼前後はいっぱいだし、遅く行くとパンはなくなるしでちょっとご無沙汰している。

Img_1446今日(15日)表を通ると、奇跡的にすいている。午前中だったのでパンも豊富にある。
ここでのパンの買い方は、イートインで食べる分でパンの棚を一周して、持って変える分で又一周。2回まわる。
お昼はいつもの定番の「小エビとゆで卵のカスクルート」と「クリームパン」。これらはすぐ決まる。それから・・・

あれ〜。パンの並びがカウンターの方へも続いている。知らないパンが並んでる。一応以前一通り征服したつもりだったが、なんとなんと焼き菓子類、タルト類が色々増えている。
アーモンドのスライスしたタルトや、クリームの乗った焼き菓子やらおいしそう!!!(名前が覚えられないので、詳しい解説ははたこさんのブログへ。)

Img_1448これもあれもと結局12個のパンを買ってしまった。

席は、左のポスターの前。店の入口の方を見ていると、どんどん人が入って来る。人気があるなぁ。

早速、カスクルートから。小エビがプリプリ、ソースはねっとり、パンを歯で噛みちぎる様にして食べて行く。相変わらずおいしい。このパン、特に端の細くなっている所がカリカリとした感じで好みだ。

クリームパンもペロッと食べてしまい、いつもの事だが持ち帰り用の袋の中をごそごそと探り出す。「ちょっと重たいな? 軽しょうか」とかなんとか理由をつけて、タルトを嫁さんと一つずつ食べてしまう。

混んで来て待ってる人もおられる様なので、軽くなった袋をさげて満足して店を出る。全品制覇のためまた通いそう。

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2007年3月 3日 (土)

この羊はうまい!「ガスパール ザンザン」

今日のお昼はGaspard Zinzin。

新町錦にあるガッツン系のフレンチ「ガスパール」の姉妹店。ワンプレートランチが人気で予約が難しいらしい。以前出来た頃は予約を取らず店に到着した順であった。その頃は10分待ち位で食べられていたが、だんだん30分待ち、1時間待ちがざらになり足が遠のいていた。それが昨年(?)予約制になったらしいので、今日、来週の予約をしようと電話したら、本日空いているとの事なので、さっそく予約した。

店に入るとまず、表のソファーに案内される、この椅子にすわるのはちょっと気恥ずかしい。ガラス戸一枚で表通りと面と向かうことになる。この辺知り合いも多いしと思ってるとすぐにカウンターの方へ案内された。

メインを8種類の中から選ぶのだが、種類は以前来ていた頃と余り変わってない。
確か、羊がおいしかったと覚えていたので「羊ミンチ肉のトマト詰ロースト」を選ぶ。嫁さんは「豚バラ肉の塩漬けテリーヌ仕立て」。

この店(本店の方でも)いつも感心するのは、シェフ(内野さんだったかな?)の指導が店の端々までピッシと行き届いていること。サーヴィスも料理も細かく目を光らしている。(一見恰幅からみて怖そ〜)
フランス人のお兄さんも日本語がうまくなっていた。

Img_9661今日のスープはミネストローネ。ここのはトマトの味はしないが、具沢山のうまみとコンソメのコクがおいしい。さてメインの羊だが、ここの羊は羊らしい味がする。ちょっと匂いがあって肉がコリコリする様な感じ。色んな所で羊を食べるが、所によっては何の肉を食べているのかわからないような料理が多い。やはり羊らしい味がしなくては!。肉でも牛は牛、馬は馬、羊は羊の味がしなくてはおいしくない。食べた後に口にあの匂いが残る様な感じが好きだ。それをワインで流し込む。ここの羊はそういう感じ。おいしい。
嫁さんのテリーヌもちょっと分けてもらったが、これもおいしかった。肉とコンソメの塩かげんが京都風。

Img_9664デザートはおなじみのグレープフルーツのプリン。プリンとジュレとシャーベットの三層重ね。これは好みとしてはプリンとジュレの二層がベストだと思っている。グレープフルーツの酸味と苦味がプリンとジュレで分かれて口の中にひろがる。それも時間をずらして!。しかしシャーベットはちょっと味が中途半端。もうちょっとアクセントがあったほうがいいと思える。それと飲み物は紅茶が合う。ここのはグレープフルーツティー。この取り合わせは何回食べても飽きない。

こんなけ食べて1300円(グレープフルーツのプリンにすれば1000円。ジュレとシャーベットはオプション)。この味、このサービスでこの値段には頭がさがる。昼はZinzin,夜はガスパールの組み合わせがいいなぁ。

*ガスパール ザンザン
  京都市中京区六角通新町西入る西六角町
  Tel 075-222-1911

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